揺れにどう対応するか?

建物の揺れ方が変わる
地震に備える建築技術と一口に言っても、種類はけっこうあります。どんな揺れを想定するかで、対応策がまるで変わるからです。振幅の大きさ、揺れの周期などが違えば、打つ手も違ってくるのです。
今回は、スーパーボールを四個、二枚の板で挟み込みました。これで水平方向に揺れる簡単な試験台が完成です。その上に、揺れに耐える建物を簡単につくってみて、揺れ方を自分たちで評価する。それが今回のワークショップでした。
トラス構造、つまり筋交いを入れて、がっちり固めればいいと思うかもしれません。半分は当たっていて、半分は外れています。固めたトラス構造の上に乾電池を立てて揺らすと、ある強さを超えたところで電池は落ちます。ところが、真ん中に錘をつけて揺れを逃がす構造にすると、同じ揺れでも電池は倒れなかったりします。
建物の高さを変えて比べてみると、また違うことが起きます。揺れの幅によって、揺れ方がまるで変わります。背の高い建物が揺れるときと、低い建物が揺れるときが、入れ替わるのです。これはやってみなければわかりません。耐震技術を学ぶきっかけとして、こういうちょっとしたワークショップが、イメージを格段に広げてくれます。(技術科 沼田 和也)






