同志社と新島 襄 THE DOSHISHA

日本の近代化のため、
教育に命を懸けた同志社の創立者。

同志社の創立者新島襄(1843-90)は、1843(天保14)年、安中藩の江戸詰め下級武士の長男として生まれました。彼は国家の改革者、日本の近代化の先導者にならんとして、21歳のとき、国禁を犯してアメリカに渡航。現在も全米有数の大学のひとつであるアーモスト大学に学び、日本人として初の理学士の称号を得ました。その後、新島は岩倉具視の率いる岩倉使節団の通訳として1年余アメリカ、ヨーロッパ8カ国の教育制度の調査や視察を行いました。既に8年近く米欧で生活した彼が、そこで得た結論は、欧米文明をつくり、支えているものは、キリスト教信仰を持ち、デモクラシーを体得した独立自尊の人間であること。従ってこのような人間を日本で教育することができるならば、日本を近代化することが可能になると確信したのです。1874(明治7)年、帰国した新島は日本の近代化のリーダーとなる人物の育成をめざし1875(明治8)年11月、京都の地に同志社英学校を設立。キリスト教主義に基づく全人教育を通して、知・徳・体の調和のとれたトータルな人間の育成に努めました。さらに新島は、彼の母校アーモスト大学をモデルに欧米の伝統的な総合大学の創設をめざして、私立同志社大学の設立のために東奔西走します。しかし、大学設立を目前にし志半ばにして倒れました。47歳の若さでした。

 

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新島 襄の教育宣言要約

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設立当時の同志社英学校

国民の安危と教育

思うにわが三千余万の同胞の安全と危険、不幸と幸福とは、単に政治の改良によるのではなく、また物質的文明の進歩によるのでもなく、まさにもっぱら国民を教化する力しだいであることを確信する。

良心と手腕

このようにして同志社は設立されたが、その目的はただ単に普通の英学を教えるだけでなく、徳性を磨き、品性を高尚にし、精神を正しく強めるように努め、ただ技術や才能のある人物を育成するだけでなく、いわゆる「良心を手腕に運用する人物」(良心の全身に充満したる丈夫(ますらお))を産み出すことに努めてきた。

キリスト教に基づく徳育

このような教育は、一方に片寄った智育だけでは決して達成できるものではない。またすでに人心を捉える力を失っている儒教主義が行えることでもない。
それはただ神を信じ、真理を愛し、他者に対する思いやりの情に厚いキリスト教の道徳によらなければならないと信じて、キリスト教主義を徳育の基本とした。

私学教育および自治的精神

教育事業をことごとく政府の手に任せてしまうのが得策であるとは私たちは思わない。仮にも国民たる者が自分の子どもを教育するのは、まことに国民の義務であり、決して避けてはいけないことであると信じる。そして国民が自ら手をくだして〔私学〕の教育を行うならば、それは国民としての義務を果たすだけでなく、その事業は親切に安価に活発にそして周到に行われて、行き届くはずである。このことは、「自分のことは自分で行う」という原則に照らして見れば明白であり、決して疑ってはならない。
わが同志社は微力とはいえ、今日までこのようにして継続してきた。もし幸運にも全国の協力者から賛成を得られるのであれば、私学としてますます〔大学にまで〕拡張したいと願っている。
政府の手で設立された大学が実に有益なのは疑いない。けれども国民の手で設立された〔私立〕大学が、まことに大きな感化を国民に与えることも事実である。もとより資金の多さや施設が完備している点から見れば、私立は国立とは比較しようがない。けれども学生が自分独自の気質を発揮し、自治、自立の国民を養成する点は、これこそ私立大学が持っている特性であり長所である、と信じて疑わない。

一国の良心

一国を維持するのは、決して二、三の英雄の力ではない。実に一国を形成する、教育があり、知識があり、品性の高い人たちの力によらなければならない。これらの人たちは「一国の良心」とも言うべき人たちである。そして私たちはこの「一国の良心」ともいうべき人たちを養成したいと思う。私たちの目的は実にここにある。

百年の大計

諺にはこうある。「一年の謀(はかりごと)は穀物を植えるにあり。十年の謀は木を植えるにあり。百年の謀は人を植えるにあり。」
思うに私たちの大学設立のような事業は、実に国家百年の大計であり、なんとしてもとりかからねばならない事業である。

※この文は、1888年(明治21年)に公表した「同志社大学設立の旨意」の口語訳改訂です。

新島襄が願った「良心教育」-良心の牌-

良心之全身ニ充満シタル丈夫ノ起リ来ラン事ヲ

新島襄は「良心之全身ニ充満シタル丈夫ノ起リ来ラン事ヲ」(良心が全身に充満した青年が現れることを)という言葉を残しました。この言葉は、1889(明治22)年11月23日、新島 襄が、同志社の一学生(横田安止)に与えた書簡の一部で、同志社教育の基礎であると考えられています。

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Doshisha Junior High School

Doshisha Chugakko (Doshisha Junior High School) takes its origin in Doshisha Eigakko (Doshisha Academy for English Studies) which started on November 29,1875. However, its history was extremely complicated, reflecting the zigzag course Japan has pursued for modernization. In 1900 Doshisha Academy became Doshisha Futsu Gakko (Doshisha General School), not in accordance with the Acts for Junior High School because it had the Bible as a part of its curriculum. This basic Christian principle has been kept throughout except for the short period of the war years. Though the name of the school was changed to Doshisha Chugaku (Doshisha Junior High School) in 1916, it continued the same curriculum and system as the Futsu Gakko.
The administration’s basic attitude to this school is expressed in the following statement, recorded in the Chancellor’s report of 1901: “The present Doshisha should concentrate its energy in managing and strengthening Futsu Gakko. Unless FutsuGakko produces young students with considerable learning and noble character, we cannot hope for a healthy and promising future of the whole Doshisha, even if we establish colleges of higher learning. Thus, there is no doubt that we should regard the Futsu Gakko as the basis on which the future development of the Doshisha must be envisioned”. Under this orientation, the Junior High School has been nurtured.
It was in April 1947 that Doshisha Chugaku was given a single significant syllable, to start as a co-educational Doshisha Chugakko (Doshisha Junior High School) under the new school system, based on Basic Laws of Education and Law of School Education. Since then, it is the rule that the school begins with Christian service every morning; of course the Bible is taught regularly.
The capacity of admission is 864, and almost all the graduates are admitted to Doshisha Senior High School.

 

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