コードはまず自分で書いてみる

AIに任せないLEDテープの制御
生徒が画面に向かって、コードを打ち込む。今なら、コードの知識を全く知らなくても、日本語でAIにしてほしいことを頼めば数秒でコードが返ってきます。しかしこの授業は、自分でコードを書くところから始めています。スペルミスは許されません。使っている機材は、人工衛星や探査機にも積まれているSPRESENSE™という本物の基板です。
また、この本物はコードを書き終えたとしてもプログラムは動きません。コンパイルという作業を通す必要があります。私たちが書くコードは人の読める言葉で書かれていますが、機械は読み取れません。機械が動かせる形に翻訳し直す、これがコンパイルです。だから「書いた、はい!動いた!」という巷のプログラミング教材とは一線を画します。LEDテープを光らせるだけでも本当はひと手間かかるのだということを知ります。加えて、SPRESENSEの基盤に細い線を正しくつながないと光ってくれません。手間ではありますが、そのぶん、自分の手で確実にLEDを制御できることが分かってきます。
今日の課題は、センサーを使い、暗くなったらLEDでサインを出す。明るさをセンサーが読み取り、暗いと判断したらプログラムがLEDを点ける。条件によって動きを変える、プログラミングの基本の一つです。
教室を暗くします。しばらくして、LEDが点きました。「先生、見て!できた!」。そう言って、こちらに見せにきます。うれしかったのだと思います。AIに書いてもらったLEDの光ではありません。自分で書いた光の点滅です。(技術科:沼田 和也)
※SPRESENSEは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。






