NUEVA SCHOOLと国際交流

おもしろさは国境を超える
今、Nueva Schoolとの国際交流中です。Nueva Schoolは、サンフランシスコ郊外に位置するユニークな学校で、休み時間の様子が書かれた記事をみれば、その教育の特色がよくわかります。校内では、紙飛行機を飛ばして飛距離を競う生徒、木に引っかかった紙飛行機をさまざまな方法で取ろうと試みる生徒、カードゲームに興じる生徒、静かに本を読む生徒、友人とおしゃべりを楽しむ生徒……と、思い思いの自由な時間を過ごしています。この「遊びを通じた学び(Learn by Playing)」こそがNUEVAの教育の根幹であり、自分で時間の使い方を選び、人間関係を育て、自立心と自己表現力を伸ばすことが大切にされています。そうした環境で育った生徒たちは、試行錯誤することへの抵抗が少なく、失敗を楽しむ柔軟さを持っています。
今年は中学2年生の生徒たちが2名来校し、同志社中学の授業に参加したり、ホームステイを通じて日本の日常や文化を体験していただいています。技術科の特別授業では、竹とんぼづくりに挑戦していただきました。竹という素材の面白さのひとつは、熱を加えると驚くほど簡単に曲がることです。プラスチックとは異なる竹ならではの特性に、生徒たちも驚いていらっしゃいました。問いとして、竹とんぼを高く、まっすぐ飛ばすためには何が必要か――羽根の角度、重心のバランス、左右の対称性といったエンジニアリングの視点を仕組んでみました。NUEVAの生徒たちは、まさに日頃の「遊びながら考える」姿勢を発揮して、失敗を重ねながらも楽しそうに取り組んでいました。「適切な角度」を直観的にわかっておられたりしてとても印象的でした。竹を素材としたものづくりの体験は、生徒にとって初めてのことでしたが、手を動かしながら材料の性質を知り、安定して飛ぶ竹とんぼをつくり上げていく過程に、言葉を超えた発見と笑顔がありました。その後は、鋼の鍛造にとても興味をもっておられたので、熱間鍛造の体験もしていただきました。
今度は、同志社中学の生徒がカリフォルニアのNueva Schoolへ国際交流に訪問する機会が用意されています。本校の生徒達にぜひ応募していただき、Nuevaでの授業を体験してほしいと願っています。(技術科 沼田 和也)






