「ケア」の心と技術を学ぶ看護体験プロジェクト

包帯法と聴診器から知る「相手の立場に立つ」こと
学校の保健室を舞台に、阪田先生の指導による看護体験プロジェクトを実施しました。聴診器や水銀血圧計といった専門的な器具に触れ、応急処置の技術を習得するこの活動の根底には、相手の立場にたって「痛みに寄り添う」という他者への想像力を持ってもらいたいという願いがあります。
生徒たちは、三角巾での固定や複雑な包帯の巻き方に挑戦。「どうすれば相手が楽になるか」という問いに向き合い、試行錯誤を繰り返しました。単なる技術習得に留まらず、相手とコミュニケーションを取りながら強さを調整するプロセスはとても大切で、生命の重みとケアの本質に触れるこの経験は、単なるスキル獲得だけでなく、学校に集うみんなのことを感じる貴重な機会となると考えています。
気づきnoteより:
・「今日は、看護体験プログラムで今まで知らなかったことをたくさん教えてもらいました。
一つ目は、三角巾の付け方です。最初に「三角巾の付け方と〜」と言われた時、調理実習の時とかに使う三角筋だと思いました。でも、本当は違って骨折した時とかに首から下げて使うものだと知りました。調理実習の三角巾のように三角形の形をしていて、頭につけろものよりも少し大きかったです。三角巾は痛めた箇所を固定するために使い、腕の下にダンボールや本など、丈夫なものを敷くとより良いそうです。
二つ目は、足を捻挫した時の包帯の巻き方です。今日配ってもらったプリントには二つの巻き方があり、「あぶみたい」と「じょうこうむぎほたい」というものがありました。今日は「じょうこうむぎほたい」を教えてもらい、自分に巻く時と他人に巻く時の方法を教わりました。包帯の巻き方の種類がいくつもあることに驚いたし、その種類に名前がついていることにも驚きました。
三つ目は、聴診器です。私は聴診器の聞くところの大きい方しか使わないと思っていたけれど、小さい方も聞くことができることを初めて知りました。小さい方にはとても小さな穴が空いています。でも、心臓の雑音などを聞く時にお医者さんが時々使う程度だそうです。
四つ目は、水銀血圧計です。そもそも、私は水銀血圧計というものを知りませんでした。家の近くの内科にメモリがある細長いのが立ってるな…っていう感じで、名前を聞いたのは初めてでした。それには、ボールに空気を入れるみたいなシュポシュポするものがあって、シュポシュポすると腕に巻いているマンシェットに空気が入って水銀バシラのメモリが上がっていきます。肘の裏に長身気をつけて聞き、音が聞こえ始めたところから音が聞こえなくなったところまでが血圧になるそうです。
今日の体験をどこかで活かせると良いな、と思ったし特に一つ目や二つ目は忘れないようにしたいと思いました。花枝も医療関係者にちょっと近づけたかな…?」(1年岩佐)
・「 私は、この学びプロジェクトで包帯の巻き方・三角巾の結び方・聴診器の使い方について知ることができました。包帯の巻き方では捻挫したときの対処法などを知ることができました。捻挫をした時は足が不安定な状況になっているのでしっかり固定しなければならないということがわかりました。自分が捻挫した時にも気をつけたいです。包帯の初めの部分は、すぐの解けやすいので2回目に巻くところを1回目に巻いたところと合わせるという豆知識も知ることができました。この授業でわかったことを活かしたいです。今、私は包帯を巻いているのでどのようにするといいのかがわかりました。実践していきたいです。
三角巾の結び方の学習では骨折したところを90度にするということがわかりました。また、骨折した時には痛いので無理に90度にする必要はないということもわかりました。また、三角巾をつけることによって少し痛みが和らぐという豆知識も知ることができました。
聴診器を使った学習では自分や友達の脈の音や心臓の音を聞くことができました。聴診器には、ゴム面とまく面のに2種類があるのだと初めて知りました。いざ聴診器を使って自分の脈の音をお医者さんの気分になれて嬉しかったです。
この豆知識や今回学んだことは、自然災害の時や緊急事態の時に怪我をしたら使えそうなので、たくさんの人たちに知識を伝えていきたいです。また看護やケアの仕事についても少し興味が湧きました。」(1年岩佐)
・「自分が知識を持っていることで、少しでも相手が楽になれるならたくさんの知識を蓄え、相手に安心してもらえるようにできたらな、と思います。そのために初心者でもできる簡単なケガした時の対処法の仕方を覚えたいです。」(1年松本)
・「今回参加した理由は、姉が今年から看護学部に進学し、姉がやっていることのカケラでも知れたらいいなと思ったからです。
聴診器は小学校で一度使ったことがあるだけでした。胸の音などの自分の体の音を聞くことができました。その中でも特に膝を曲げる時の音にとても驚きました。
思っていたよりも体の中は音で溢れているんだなと実感しました。また、血圧を初めて測りました。デジタルの血圧計は見たことがあったけれど、水銀血圧計があったとは知りませんでした。実際に使ってみると水銀がうまく上がらなくて大変でした。昔は血圧を測ることが大変だったんだなと思いました。今の技術の凄さを知りました。
三角巾を使った固定では、最初「不器用だからうまくできるかな」と思っていました。しかしちゃんと手順を守って丁寧にすれば綺麗にできることがわかりました。これはどんなことにも通じると思います。包帯を巻くのは、水銀血圧計と同じく相手の気持ちにならないといけないと感じました。痛かったり緩かったりは相手にしかわからないので、相手とコミュニケーションをしっかり取ることが重要だと思います。今回、病院でやったりしていることの基本に少しながら触れられたことはとても良かったと思います。これからこのようなプロジェクトを見つけたら、積極的に参加していきたいと思います。」(1年小島)
・「三角巾での包帯の巻き方について学び、骨折している方の腕を90度に曲げて直角になるように撒かなければならないことを知りました。また、看護師さんたちは、命を預けてもらっているという責任があるということに気づき、勇気があってすごい人たちだなと思いました。」(1年金田)
・「普段自分が使うことのない聴診器で自分の心臓の音を聞くことができてとても嬉しかったです。包帯を巻くことはすごく難しかったけれどいざという時にはとても大切だということを学びました。また、次の採血の学プロも参加してみたいです。」(1年相模)
・「普段自分がお世話になっている保健室で学プロをした。自分が将来お医者さんとか看護師さんになりたいわけではなかったけど、応急処置として三角巾の使い方を教えてもらったり、包帯を巻く方法を教えてもらった。あんまり将来使うことではないかも。だけど、聴診器の使い方や血圧の測り方とかを教えてもらった。普段触りれるような道具ではなかったから楽しかった。包帯の巻き方はどうすれば相手が痛くないけど、固定できる強さなのかとかを考えたり工夫して巻いた。今回保健室のプロに行ったことによって健康の大切さとか怪我したときにどう対応するかとかを考えることができた。次は採血の学プロに行きたいと思った。」(3年小西)
・「包帯の巻き方や、三角巾を使って腕を怪我した時に固定する方法、聴診器の使い方を学びました。聴診器はゴム面と膜面の両方から音が聞けると初めて知りました。他にも、包帯は転がして巻くとか、腕を固定する時のサポーターは家にある雑誌や段ボールなどで代用できるとも学びました。」(2年田辺)
・「今まで使ったことのなかった包帯や三角巾の使い方を学んで実践したり、聞いたこともなかった水銀の血圧測定器を使ってみることができました。これらのことで看護についてより深く学べました。特に、包帯や三角巾は比較的使うことが多そうなものだから、使い方やコツを学ぶことができて良かったです。体験前は、三角巾はとりあえず固定しておけばいいっか、包帯はなんとなくクルクル巻いたらいいのかな、と思っていました。このプロジェクトに参加して、怪我をしている人が楽になるように腕の角度に気をつけたり、結び目を直すか直さないか、固定できるように少しきつめに巻くことなどを学んで、看護は、適当に、ではなく、これらなどいろいろな工夫がされていることに気づきました。また、聴診器のゴム面はただの持ち手だと思っていたから、そっちも心音などを聞くために使えることを知ったり、血圧測定器を使ったときにトクトクと音が聞こえて驚きました。看護は怪我をした人を考えて行動することが大切だと考えました。とても役に立つことを学べたし、これからもし誰かが怪我をしたら、この学びを活かして対応したいです。」(1年吉田)






