2026年度2学期から、新たに「ベンハムのコマ」と「ニュートンのコマ」を、立志館2階メディアスペース(数学科オープンスペース)に展示しています。

写真1枚目、6個のコマの内、上段の3つのコマがベンハムのコマです。
ベンハムのコマは、白黒の作られた模様なのに回転させるといろいろな色が見えてくるというものです。回転している写真を添付しました。写真ではよく見えていないですが、撮影者には黄色がかった色が見えました。私たちの視覚や脳の働きがそれらの色を生み出している(人に認識させている)とされています。
ベンハムのコマの原理について、2026年7月に、自然科学研究機構 基礎生物学研究所 総合研究大学院大学からプレスリリースが配信されています。同じ色のコマでも、どの色が見えるかは個人差があることについて、AIに学習させて実験を行って個人の経験による主観や予測が影響しているのではないかという仮説・検証がなされた研究内容の発信です。
白黒のコマになぜ色が見えるのか ―200年の謎に、予測するAIが新たな手がかり―
プレスリリース – 白黒のコマになぜ色が見えるのか ―200年の謎に、予測するAIが新たな手がかり―

下段の3つのコマは「ニュートンのコマ」です。ニュートンのコマは、7色に塗り分けたコマです。これを回転させると、コマの色は白く(正確にはやや灰色)見えます。これは、太陽光のような元々白い(透明な)光が、7色の(正確には多くの色の)光の集まりでできているからです。光はその波長の違いがあり、私たちはそれを色の違いとして認識しています。コマを回転すると、人の目にはそれらの光が混じって認証されて白く(透明に)見えます。

実際の写真では回転数の程度や室内の照明の反射でカラーが見えていますが、全体的にはクリーム色、灰色に見えることを確認できるかと思います。
(数学科 園田毅)





