「弱み」を 「最大の武器」に

中乃あみさんと語り合った、個性の「賜物」を運用する生き方
同志社中学校の学びには、自由な発想で未知の課題に挑み続けてほしいという願いが根底にあります。その「アクション」の一つが、100以上の講座から自由に選択できる「学びプロジェクト」です。
今回は、飛鳥マラソン・アンバサダーとして活躍されている中乃あみさんをお招きし、「自らの『弱み』を社会への『最大の武器』に」というテーマでお話しいただきました。中乃さんは、元保育士で、現在は事務職のほか、ラジオ番組「LineRun」のパーソナリティとしても活動されています。
講演では、大人になってから診断されたADHD(注意欠如・多動症)やASDといった発達特性についても率直に語ってくださいました。誰しも、物忘れをしてしまう、集中が続かない、といった自分なりの弱さや苦手さを感じることがあると思います。中乃さんのお話は、そうした困難が時に日常生活に大きな影響を及ぼすことを具体的に伝えるものであり、とても心に残る時間となりました。
しかし同時に、その「弱み」は見方を変えれば、自分らしさを形づくる大切な一部でもあるとお話されます。苦手さがあるからこそ工夫が生まれ、悩んだ経験があるからこそ人に優しくなれる。中乃さんの歩みは、自分の特性と向き合いながら、それを社会の中で生かしていく姿そのものでした。
「弱み+好きなこと=強み」という方程式を提示し、例えば「過集中」というご自身の弱みを「マラソン」という好きなことと掛け合わせることで、100kmを走り抜く「武器」に変えられることを示しました。生徒たちは、他者から見た自分や自らの「弱み」を客観視し、それをいかにポジティブな力へと昇華させるかという、自分自身を探究していく探究者としての姿を見せていました。
会場では、生徒たちから切実な「問い」が次々と投げかけられました。
・「人と話すことも好きで、なんかその色々考えた時に人と話すこと将来役に立つのかっていうことがあったりして」
・「数学好きなんですけど、最初やってた時は楽しくて、あの鼻血出るくらい。すごいなあの楽しかったんですけど、なんか直にやってったらなんか楽しいからやるんじゃなくて。努力するんだってて、なんかあんま楽しくなくなってきた」
これらの問いに対し、中乃氏は自らの経験に基づき
今回は、飛鳥マラソン・アンバサダーとして活躍されている中乃あみさんをお招きし、「自らの『弱み』を社会への『最大の武器』に」というテーマでお話しいただきました。中乃さんは、元保育士で、現在は事務職のほか、ラジオ番組「LineRun」のパーソナリティとしても活動されています。
講演では、大人になってから診断されたADHD(注意欠如・多動症)やASDといった発達特性についても率直に語ってくださいました。誰しも、物忘れをしてしまう、集中が続かない、といった自分なりの弱さや苦手さを感じることがあると思います。中乃さんのお話は、そうした困難が時に日常生活に大きな影響を及ぼすことを具体的に伝えるものであり、とても心に残る時間となりました。
しかし同時に、その「弱み」は見方を変えれば、自分らしさを形づくる大切な一部でもあるとお話されます。苦手さがあるからこそ工夫が生まれ、悩んだ経験があるからこそ人に優しくなれる。中乃さんの歩みは、自分の特性と向き合いながら、それを社会の中で生かしていく姿そのものでした。
「弱み+好きなこと=強み」という方程式を提示し、例えば「過集中」というご自身の弱みを「マラソン」という好きなことと掛け合わせることで、100kmを走り抜く「武器」に変えられることを示しました。生徒たちは、他者から見た自分や自らの「弱み」を客観視し、それをいかにポジティブな力へと昇華させるかという、自分自身を探究していく探究者としての姿を見せていました。
会場では、生徒たちから切実な「問い」が次々と投げかけられました。
・「人と話すことも好きで、なんかその色々考えた時に人と話すこと将来役に立つのかっていうことがあったりして」
・「数学好きなんですけど、最初やってた時は楽しくて、あの鼻血出るくらい。すごいなあの楽しかったんですけど、なんか直にやってったらなんか楽しいからやるんじゃなくて。努力するんだってて、なんかあんま楽しくなくなってきた」
これらの問いに対し、中乃氏は自らの経験に基づき
「誰かの支えになる仕事はたくさんある」
「辛いハードルを一つ超えた時に、それが楽しさに変わる瞬間がある」
と、一人ひとりに寄り添う言葉を贈りました。この対話を通じて、自らの個性が神から授かった「賜物」であることを頭の中に描いたのではないかと思いました。
最後に行われた感想の共有では、一人の生徒が次のように語りました。
最後に行われた感想の共有では、一人の生徒が次のように語りました。
【気づきnoteより】
・「具体的に弱みを強みな変えた例が知れてよかった。自分のことを知ることで自分に合った選択肢を選べるようになると思った。」(1年)
・「苦手なことと好きなことを上手く合体させることができれば自分の得意なことになると言うことが分かりました。また、身につけているものにヘルプマークをつけている人を見かけたら席を譲るなどしないといけないと思いました。しかもその人が過呼吸になっていたり、泣いていたりするときは「大丈夫ですか?」などの言葉をかけてあげたりしないといけないなとも思いました。」(1年)
“「私は、中乃さんの『目には見えないけれど障害を持った方がいる』と聞いて心に残りました。私はよく電車を使って登校している時に時々視覚障害者を見ることがあります。だけど、優先席まで案内することが少し恥ずかしかったのでできませんでした。これから見かけた時には、今回の学びプトジェクトを思い出して案内したいです。
また、自分の弱みと強みを掛け合わせば、より今の自分より強くなれるし今を大切に生きていけるということがわかりました。私は、特に何かができるというわけではないです。それが自分の弱みだと思っていました。だけど自分の人と話すことが好きだという長所と掛け合わせると、誰かを支えてあげることができると気づきました。
講師の中乃さんがよくおっしゃっていた「姉に相談していました」という言葉から人に弱みを見せることは恥ずかしいかもしれないけれど相談することによって少しずつ気分が晴れてくると思いました。私の人生も楽しいことばかりが起こるわけではないので気軽に話しかけたり、相談できたりする関係を築いていきたいです。」(1年)
・「覆すことのできないことでも、趣味・好きなことを➕することによって最強の武器、強みにできることが分かった。あとは、固定概念も自分の意思で変えていることに驚いた。聞いてみると、方法を試して良い方を選出していることが分かった。」(1年)
・「苦手なことと好きなことを上手く合体させることができれば自分の得意なことになると言うことが分かりました。また、身につけているものにヘルプマークをつけている人を見かけたら席を譲るなどしないといけないと思いました。しかもその人が過呼吸になっていたり、泣いていたりするときは「大丈夫ですか?」などの言葉をかけてあげたりしないといけないなとも思いました。」(1年)
“「私は、中乃さんの『目には見えないけれど障害を持った方がいる』と聞いて心に残りました。私はよく電車を使って登校している時に時々視覚障害者を見ることがあります。だけど、優先席まで案内することが少し恥ずかしかったのでできませんでした。これから見かけた時には、今回の学びプトジェクトを思い出して案内したいです。
また、自分の弱みと強みを掛け合わせば、より今の自分より強くなれるし今を大切に生きていけるということがわかりました。私は、特に何かができるというわけではないです。それが自分の弱みだと思っていました。だけど自分の人と話すことが好きだという長所と掛け合わせると、誰かを支えてあげることができると気づきました。
講師の中乃さんがよくおっしゃっていた「姉に相談していました」という言葉から人に弱みを見せることは恥ずかしいかもしれないけれど相談することによって少しずつ気分が晴れてくると思いました。私の人生も楽しいことばかりが起こるわけではないので気軽に話しかけたり、相談できたりする関係を築いていきたいです。」(1年)
・「覆すことのできないことでも、趣味・好きなことを➕することによって最強の武器、強みにできることが分かった。あとは、固定概念も自分の意思で変えていることに驚いた。聞いてみると、方法を試して良い方を選出していることが分かった。」(1年)
「無知が一番人を傷つける」という中乃さんの言葉は、心に深く残りました。身体を通して学び、自らの弱さを知ることで他者の痛みにも共感できる。自らの弱みを愛し、それを最強の強みに変えていく。自らの弱さと向き合という経験そのものを大切にしていきたいと思いました。(教頭 沼田 和也)





