同志社大学で宇宙・探査ロボの研究をしている巽さん・村岸さんの講演
CanSatの開発が面白い!
好評をいただいたSpace Hourもseason2に入りました。宇宙をテーマに様々な立場の人が学びを共有する世界をつくっています。
Season2の第一弾は、学内校(同志社国際中高)出身の同志社大学1年生の巽さんと村岸さんにお話いただきました。お二人は大学の先生からも「とても熱心な学生」として紹介していただきました。宇宙で活躍する探査ロボットを作って作っておられます。同志社大学の生命医科学部という魅力的な学部への進学の経緯、いかに大学生活が楽しいところか、研究・開発の醍醐味を若いお二人がざっくばらんに語ってくれました。36名参加。
*落下衝撃にたえる構造を考え、仕様決定する。モーターに直径2mmの軸を使わざるを得ない環境下で、衝撃に耐え、かつモーターのトルクを勘案して最適な構造をアウトプットしなくてはならない。あなたならどうするか?
*小数点以下の計算が不得意なコンピューターだった場合、その弱点をどうやって克服するプログラムを作るか?
*そもそも小型化というが、すべてを小型化することが総合的な解決にアプローチできているか?
など、ご自身が直面された課題を楽しそうに中高生に問うてくださいました。まさに、研究開発を楽しんでいるお二人だと実感しました。
開発機を「エリザベスちゃん」と呼び、問題解決できた様を「みんなハッピー」と表現し、はめ合いの公差を「本体をピッタリ」とうまく丸めて表現され、熱く深く楽しそうに語ってくださいました。さらに大学の学びの魅力をたくさん語ってくださいました。何を学ぶのか、どうやって学ぶのか、自身の学びの設計は自分次第でいかようにでもなる。学んだもの勝ちの、学びたい放題。わからなければサポートしてくれる大学や先輩や仲間。大学1年生とは思えない輝かしい学生生活を送っているお二人に、感激しました。種子島でのロケット関係のコンペにも出られるそうで、そのメイキングストーリーもまたお願いしたいと考えています。(沼田)
生徒の皆さんより
* “宇宙の探査ロボの構造や、作っていく上でどんどん出てくる問題の解決、構造だての難しさなどがとても伝わってきました。今までニュースでしか見たことがなかった探査ロボですが、このような細かい裏の話が聞けてとても面白く、興味深かったです。難しいというところが面白いという考え方がとても素敵だと思いました。
また、大学の話もたくさん聞けて、楽しみになりました。すごい機会があったり、たくさんの分野から選べて学べたり、いろいろなことにつながったりして、とても楽しそうでした。不安だったことも大丈夫だとおっしゃっていたので、不安もとけ楽しみです。宇宙の話も大学の話もとても興味深かったです!”
*”ロボットの事だけでなく同志社大学でのことまで話していただいてとても勉強になりました。”
*”好きなことを学んでいくことの大切さを学んだ”
*”僕もお話のあったような分野に興味があってその事について詳しく知ることができてとても良い経験なりました。ありがとうございました!”
*”理系に進むのにも色々あって別に理系に苦手な科目があってもいいんだと知れてよかった。アイデアを出す時も暇な時間などに考えると言うのはとても参考になって何か考えるときに実践してみようと思うことができた”
*”ありがとうございました。ものすごく面白い話で、いろんな話を聞きたいです。私はいろんなことを勉強して、知りたいと思っているので、理工学部以外にもいろんな学部を調べてみたいなと思いました。もっと知りたくなってくる話でした。物を作る上での大切なことを聞けて、面白かったです。将来のことが楽しみになってきました。お二人が作っている機械への情熱が沢山見えて、見習いたいと思いました。”
*”GPSの新たな使い方をしれた。後、今後大学とかへ行ったらどのようにすればいいのかも聞けたのでよかった。また参加できる機会があれば参加したい。”
* “もう一回あるならば参加したいです. 宇宙に関する自由研究をしていて今ちょっと止まっていたのでCanSatの話を機会にまた考えができで動き始めれそうです。CanSatは漫画で少し読んだことがあってワクワクしながら話を聞いていました。ここを改善するとここが弱くなって、というのはパズルみたいだと思いました。いつか全てのパーツが綺麗に揃った時にはとても嬉しくて達成感があると思います。企業と一緒に開発をしていたということでまた夢が膨らんでできることも増えていくんじゃないかと思いました。大学についても詳しく話を聞けて少しだったけどわかることができたんじゃないかと思います。貴重な1時間でした。ありがとうございます。次回も楽しみにしています”
*”大学生の話を聞く機会が全くないので、とても新鮮でした。お二人の掛け合いが楽しそうで、リラックスしてお話を聞けました。大学の学部選びと、今後の生活面でもアドバイスを参考にします。ありがとうございました!”
Today we had a wonderful talk with Tatsumi san and Murakishi san, a freshman at Doshisha University. Both of them are developing a rover for lunar exploration. They spoke passionately about how they went to university, the joy of learning at university, and the thrill of research and development. (Numata)