1年生が2学期に実施した「1次方程式レポート」、4つのテーマから1つあるいは2つを選び、教える(解説する)側でレポートを書いてみようという学習です。
(1)移項ができる理由「なぜ、項の符号を逆にして、辺を移動するという変形ができるのか?」
(2)かっこのある方程式の解き方を、例題を解きながら説明
(3)分数・小数(係数)のある方程式の解き方を、例題を解きながら説明
(4)ax+b=cx+d (1元1次方程式の一般形)
というテーマから選んで、数式や文章で、できれば4コママンガ(1枚レポートでもOK)で説明・作成するものでした。わかりやすく伝わるレポートを数学教室前の廊下に掲示しました。
このテーマはいずれも「等式変形」がキーワードです。
★等式変形の原則を暗記でなく納得して確認すること(「移項」)、
そして、
★等式を変形しながら「x=〇」という答えにたどり着くアルゴリズム
を理解してほしいです。
とくに、移項は暗記するものではなく、等式変形の原理だということを理解してもらえるとうれしいです。
1年生の皆さんにとって、1元1次方程式の多くは算数的に逆算で解きやすかったりするのですが(それは問題に出てくる数量の構造の理解ができる力があるから解けるのですが)、合わせて等式変形で方程式を解くというスキルを身につけていってほしいです。
(数学科 園田毅)