3年生数学の授業でとりくみ、問題と解答を自作した「算額」(絵馬の形に校章が入った板に記載)が、今年も大津市にある三井寺で3月より展示されています。
毎年3月に実施している優秀作品の紹介、問題解説プレゼン等のセレモニーをコロナ感染症対策で中止しており、今回は、優秀作品と夏の三井寺をご紹介します。
※写真は全て、特別に撮影許可をいただいています。
入山受付すぐの釈迦堂で1年間展示される作品と、観音堂に永年展示される優秀作品8枚があります。今年3月の優秀作品は、江戸時代の算額の隣に飾ってくださっています。
ちなみに、江戸時代の算額は、1828年に三井寺に奉納されたものです。見えにくいですが、5題の問題(4つの問題図)と解答、各題の作成者、日付等がすべて漢字、タテ書きで記されています。
※近畿数学史学会編著「近畿の算額」(大阪教育図書)で確認できます。(写真参照 一部紹介)
観音堂では、2012年度以降の歴代の優秀作品もずっと展示してくださっています。木戸を開けて堂内に入られたら欄干に飾ってあります。江戸時代の算額とともにご高覧くださるとうれしいです。
(数学科 園田毅)