6月12日(月)ロームシアター京都 メインホール
青年劇場『きみはいくさに征ったけれど』
4年ぶりの全校鑑賞を実施することができました。コロナ禍の中、生の音楽や演劇に接する機会がなかなか得られなかった中学生にとって、久しぶりの舞台鑑賞となりました。会場の「ロームシアター京都」は10月の学園祭の会場となるホールです。特に2年生、3年生にとって自分たちが演じるホールでプロの劇団の演劇を鑑賞するということで、いろいろな面から舞台芸術を捉えることができたようです。
演劇の内容は、生きる意味を見失った少年「宮斗」が、生きたくても生きられなかった青年「竹内浩三」(1945年フィリピンにて戦死)と出会うことで、「生きる」ことの意味を見いだしていくというものです。平和な現代社会の中で、いじめや家族の問題と向き合う宮斗。生きたい、詩を書き続けたいと願いながら戦争で若い命を終わらせなければならなかった浩三さん。命の終わりを宮斗に示したおばあちゃん。厳しいテーマにもかかわらず、笑いあり涙ありの演劇に、だんだん引き込まれていく生徒たちの姿が印象的でした。
鑑賞後、2年生の文化委員を中心としたバックヤード見学、3年生の脚本係を中心とした劇団員の方との座談会も行われました。