Pagesでビジネス文書作成
学生で会社を立ち上げる日のために
今や学生があるひ起業することは珍しくなくなりました。そんな日が自分に訪れるのかどうかは分かりません。学生でありながら突然責任ある行動や自立した判断をしていくことになるかもという気持ちを一瞬でも想像できたとしたら、それは引き締まった気持ちのひと時になるのではないか。そしてそれがあるのとないのとでは、この後の取り組み大きな違いが出てくると思っています。
さて、今回では、PagesというAppleのアプリを使って、ビジネス文書を作るというワークを行いました。同志社大学の総長と中学校で商品取引の詳細について文書を交わすという設定で行いました。特にレイアウトには拘り、そのレイアウトの作法や理由を考えました。
ビジネス文書では、かなり多くの文書が明朝体で書かれていると思います。なぜ明朝体なのかを私なりに考えて見ました。それは、日本語が溢れる日本という国で育ってきて、知らず知らずのうちに私たち共通の美学と言いましょうか、国民全員がある程度共通の美意識みたいなものを持っているということです。
コロナ禍の以前のキャッチコピーとして有名になった「そうだ京都行こう」を使いながら、時の感覚(字間)とフォントの理由を考えて見ました。
明朝体:上品な感じがする。洗練された印象を受ける。→そういう上品な京都イメージで京都をプロモートしたい。
ゴシック体:カジュアルな感じ。シンプル。→上品な京都だけでなくカジュアルな一面を売り込みたい。
などは、一般的な感覚ではないでしょうかl。また、次の間については、別の機会に。
こういった背景や理由を考えながらビジネス文書は作られています。
※フォントが与える心理学的な影響については本校の若手教員の村上さんが研究され、書籍に紹介されています。
『誤解の心理学』ナカニシヤ出版 http://www.nakanishiya.co.jp/book/b279843.html
参加した生徒の皆さんからの感想を紹介します。
「pagesは何度か使ったことがありますが、まだまだ知らない機能があって、勉強になりました。将来、仕事についたら文書を作る機会も増えると思うので、今のうちにルールなどをしっかり勉強しておきたいです。ありがとうございました。」(2年Wさん)
「 ビジネス文書は難しいと思っていましたが今回初めて詳しく知ることができました。マナーやアプリでの作り方を知れて良かったです。今すぐには使わないかもしれないけれど今後必要とされていくと思うので役に立てたいと思いました。」(2年Iさん)