【芸術×平和】京都の歴史的空間で「世界」と対話する

写真が映し出す「生」の希望
京都の歴史的建造物を舞台に開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を訪ねるプロジェクトを実施しました。写真というメディアを通じ、世界の社会課題や人間の尊厳に触れる探究の旅です。生徒たちは、ガザ、南アフリカ、ボリビアなど、多様な背景を持つ作品と対面しました。特に戦火の中にありながら「生」の希望を見出そうとするガザの子供たちの姿や、社会を構成する不可欠な存在としての女性を表現した作品は、生徒たちの心に深く刻まれました。伝統的な建築空間と現代的な表現が融合する場での体験は、単なる美術鑑賞を超え、世界で起きている事象を自らの問いとして捉え直す「平和と共生」への一歩となりました。この「生きた対話」こそが、多様な他者と共に生きるための「良心」を育む土台となります。
気づきnote:
・「〈今回の「京都グラフィーへ行こう!」に参加しようと思ったきっかけ〉
木曜日のよる、お母さんに「全然学びプロジェクトやってへんやん」と言われました。
そこでこの前担任の織田先生が学びプロジェクトするって言ってはったことを思い出し、初めてなので全然知らない先生よりも知っている先生の学びプロジェクトの方がいいと思ったので参加しました。 今日は「八竹庵(旧川崎家住宅)」と「誉田屋源兵衛」に行きました。
〈八竹庵(旧川崎家住宅)〉
戦争中のガザにいらっしゃったファトマ・ハッスーナさんの写真がありました。
ハッスーナさんの写真には、辛い出来事を収めたものもありましたが、希望の瞬間など、楽しそうなものもありました。
ハッスーナさんは、死と破壊の世界から生を見つけ出そうとしていたそうです。
また、1945年〜2025年の南アフリカの写真もありました。
アパルトヘイトの時代に、アフリカの黒人さんが肉体労働をさせられている写真がありました。
アパルトヘイトの時には、写真集などの多くが政府に厳しくチェックされていたそうです。
〈誉田屋源兵衛〉
フェデリコ・エストルさんの靴磨き職人さんたちの写真がありました。
どうしてあまりよく思われていないから靴磨き職人さんたちが強盗犯がつけているようなスキーマスクをつけているのか気になりました。
エストルさんは靴磨き職人さんたちがスーパーヒーローに似ていることに気づき、彼らの勇気や強さ、連帯を讃えるためにその姿を撮影したそうです。
また、タンディウェ・ムリウさんの綺麗な模様の写真もありました。
モデルさんが来ている服と背景の柄が同じで背景に溶け込んで一体化しているように見え、面白かったです。
ムリウさんは、この作品を通して、女性たちは決して消え去られることのない、この社会の基本を構成する上で不可欠な存在だ、ということを伝えたいそうです。
〈心に残ったこと・思ったこと〉
私は、ハッスーナさんの作品が心に残りました。
ハッスーナさんの作品には、子供が多く写っているように感じました。
作品の説明の動画で、イスラエルの攻撃を受けたエリアを撮影しているとおっしゃっていました。
きっと辛いはずなのに、悲しくてたまらないような、絶望のような顔つきをしている子供は少なかったです。
軽トラみたいなのに男の子たちがみんなで乗って楽しそうにしている写真もありました。
それらを見て、戦争中だけど強い心で頑張って生きているのがすごいと思いました。
私も、もし辛くて悲しいことがあったときは、一抹の喜びを見つけてみようと思いました。
〈建物について〉
私が一番気に入った建物は誉田源兵衛のムリウさんの作品があったところです。
和風の古い建物で、渡り廊下がありました。
右にお庭が見えて、少し上り坂になっていて面白かったです。
帰り道に歩いて帰っていると、東本願寺の中に京都グラフィーがあるのを見つけて寄ってみました。」(1年岩佐)
・「パレスチナの写真の展示と、靴磨き職人の方達の写真が印象的でした。戦争をすぐ間近に感じるある意味で貴重な時間になりました。また、美味しいものを頂いたり、お祭りにも少し参加できて良かったです。」(3年加藤)



