本校ご卒業で、現在、慶応義塾大学1年生の平野福さんに、10名の本校生がお話を伺いました。中高時代のことと今進学されている慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のお話をしてくださいました。
平野さんは中学時代、「Life is TECH」やモノコトイノベーションなどのプログラミングや企画づくりの学びプロジェクトに数多く参加されていました。また、デザインソフトのIllustratorにはまり、八幡前プロジェクトのポスターを何枚も制作されました。
高校時代は、写真に興味を持ち、「ポカリスエット高校生カメラマン」へのチャレンジやデザインコンテストで全国2位になったこともあります。
そんな平野さんの悩みは「自分の長所は何ですか?」という自分への問いでした。その答えを見つけるためにいろいろなことにチャレンジされていったそうです。
そして、慶応義塾大学SFCへ入学されて1年間の生活を紹介してくださいました。
まず、なぜ同志社大学でなく、SFCへ進学されたのか。
①ご自身が育った京都、同志社のよさは外へ出てみないとわからない
②学びの分野を1つに絞るのが無理だった
の2点をあげられました。
SFCは入学時に専攻を決めなくてもよいシステムで、分野にとらわれない学びができます。選択授業が多く、1年生から自ら選んで研究会(いわゆるゼミ 多くの大学では3年生からの学びになります)に入ることができるなど平野さんが望む学びのスタイルが提供されているそうです。
また、卒業に必ず必要な科目は3つだけ。なんと、①言語(日本語を含む11言語)と②体育(運動能力で評価される内容ではない。バスケット、サッカー、ドラム、車いすスポーツ、クリエイティブスポーツ、栄養について考える)と③プログラミング(これからの時代は、読み・書き・プログラミング、という考え方)です。
最後に、今までの人生で平野さんが<気づいたこと>を教えてくださいました。(スライド参照)
お話の後、中学生の皆さんからも多くの質問がありました。今、届いているコメントをご紹介します。
- 僕も小さい時から続けていることがあります。これからも続けようと思います。
- 意外にも自分に似ていて、面白かったです。人生の先輩
- 大学のことはまだ先だけど、そのことを考える良い機会になりました。これからさらにいろんなことに取り組んでみたいです。
- ちょうどビリギャルを見て、慶應に興味を持って、素敵な大学だなと思っていました。私もふと行ってみたいなと思ったことがありました。確かに、最近進路について考える機会が多く、将来の夢は?と聞かれてもぱっとこれです!とは言えなくなったし、今自分は何になりたいの?何をしたいの?と時々自分に問いかけることがあります。平野さんは同志社中高出身で学びプロジェクトに多く参加し、執行委員などの生徒会活動にも力を入れ、外部のプロジェクトにも参加していたと聞いて、私との共通点が多く、私が今目指していること全てをやり遂げていたので、尊敬でもあり、目標となる人物でした。今、中学生のうちにできること。参加できるものは沢山やっておこう!と思っていて、中学2年生になってから何にでも挑戦してみよう!と思い、沢山のことにチャレンジしてきました。私自身もみんなで話し合ってアイデアを出すのが好きだし、それを実行にうつしているときにやりがいを感じ、自分の成長とともに、自分だけでなく周りの人たちの役に立てていると思うと、より力を入れて頑張ります。なので平野さんの話も生き生きとしていて聞いていてワクワクしました。
そんな中で慶應という進路を決めたのもすごいなと思いました。また、KPOPが好きと言う同じ趣味で、自分の先輩に自分と共通点が沢山あって、尊敬できる人がいてすごく嬉しかったです。
(数学科 園田毅)