11/1月夕刻の本校特別課外授業、オンライン「同中学びプロジェクト」で、GeoGebraの3D描画「空間図形」の機能を使って3次元空間に図形を描いてみました。いつものように、生徒さんは自宅からzoomで参加されました。
授業では「関数グラフ」、「幾何」の機能を使うことがほとんどで、生徒さんが3Dの機能を使うのは初めてです。それで、最初に空間に点を打つことから始めました。サムネイルの空間の中の「円」は、1年生の方が描いたデータをもらいました。もちろん、「球」も、中心の指定と半径の入力で簡単に描くことができます。 円の映像や円柱の写真のように 、空間を「ぐるぐる」できるので、立体把握、空間把握しやすいと思います。
また、「我思う、ゆえに我あり」で有名な哲学者・数学者のルネ・デカルトが発明した「座標」は慣れるとたいへん便利ですが、中学生・高校生にとって、関数が描かれるxy座標平面・xyz座標空間の認識が苦手な方もおられます。GeoGebraでは、作りたい図形を描きながら、また、座標そのものを動かしてさまざまな方向から図形を見ながら、座標に慣れていってもらえるとうれしいです。
最後の写真のように、「GeoGebraのデータファイル(.ggb)」で保存すると、アカウントがなくても、再表示、編集ができて便利です。
私たちも実物模型とアプリを駆使して、数学の理解をより深めていけるよう授業改善にとりくんでいきます。
(数学科 園田毅)