1年生数学Ⅱの授業開きと4月27日(火)放課後の学びプロジェクトで、京都市地図の「ミウラ折り」にチャレンジしました。(2年生は昨春の授業開きで実施しました。)
「ミウラ折り」は、宇宙空間で太陽光パネルの取り付け等のために宇宙飛行士が危険な船外活動をしないで済むように開発されたアイデアです。三浦公亮さん(東京大学名誉教授)が発明されたので「ミウラ折り」です。一方向に力を加えるだけで開閉が可能になるところがすごいです。動きが一方向でよいので、無人のミニロケットが宇宙飛行士の代わりに宇宙空間で太陽光パネルの開閉を行うことができるようになります。
タテ・ヨコの折り目を直交させず、どちらか一方を斜めに、折り目で囲まれた図形が長方形ではなく平行四辺形を作るように折るのがポイントです。(写真をご覧ください。)
宇宙空間での「ミウラ折り」の活用はこれからなのですが、重なる折り目が少ないために破れにくいという理由で、「ミウラ折り」の地図がすでに商品化されています。この地図もご紹介しつつ、京都市の観光マップ(A3サイズ)を「ミウラ折り」で実際に折りました。
作成した生徒さんのコメントをご紹介します。
- とてもややこしい折り方だなと思いました。でも、広げやすいし片付けやすいからいいなと思いました。
- しっかりと作ったらすごく便利な物だと思いました。他の物でも作ってみたいです。身の回りにもいろいろミウラ折りが活用されていると思うから、探してみたいです。
- こんな折り方があるなんて知りませんでした。考えた三浦さんはすごいです。平行四辺形はこんなことに生かせることがわかりました。宇宙でも使われていました。結構身近なところで使われていてびっくりしました。これでやり方がわかったので何かに活かしたいです。
(数学科 園田毅)