学び文化の伝承
自由研究を楽しもう! My Ideal Houseコロナ禍で考えた~理想の家~
コロナ禍に翻弄された1年でしたが、教務部の熱意あふれる取り組みで自由研究の新たなカタチができてきました。大学のゼミ形式をモデルに、論文集のデジタル出版(学内)、オンライン発表会が行われ、国際的な研究会や学会などでよく行われている奨励賞など若手の発表を勇気づける表彰の取り組みも導入され、自由研究・探究活動の新しい発表形態が提案され実施されました。3年生以外でも発表の場をつくりたいとの思いから、教務部でイニチアシブをとってこられた篠原先生の目に、1年生の建築模型の取り組みで有名な佐伯さんの研究がとまりました。
佐伯さんの取り組みはこちら→MY IDEAL HOUSE
学びプロジェクトにて、探究活動・自由研究の価値づけであり生徒の発表の場を作ろうという取り組みでした。篠原先生の呼びかけは以下のようなものでした。
*MP00023618 自由研究を楽しもう! My Ideal Houseコロナ禍で考えた~理想の家~ 3/23(火)14:00
https://zoom.us/j/9935068055?pwd=ZmVPeUw3WEhyQ29qcW1KVUlBRVFaQT09
1年生の佐伯育子さんがコロナによる臨時休校中に考えた理想の家について発表します。佐伯さんは建築に興味を持ち、自分で図面を書き、模型を製作しました。そこから「家とは何か?」「住むとはどういうことか?」という本質的なことについて考えました。参加者のみなさんと佐伯さんの発表を通していっしょに考えましょう。
およそ10名の参加者がオンラインでつながりました。佐伯さんの発表と質問応答や感想交流などが行われ、気取ることのないとても自然な会になりました。
ある参加者の気づきnoteは以下のようにありました。
「今住む家に必要な条件などを自分で考え3つにまとめていたのがすごいと思いました。この3つを気づけたのも実際に作ったり住宅展示場などに行ったからこそわかったのだなと思いました」
生徒だけでなく私たち教員にとっても、他者の学びの報告や成果発表から多くのことを学ぶことができます。今回の佐伯さんのオンライン発表会に参加しながら、ある意味で「学びの文化」の伝承が行われていることを感じました。篠原先生が企画されたこの取り組みは、次年度ますます発展させていきたいと思いました。(沼田)