各国の代表として討論する子ども国連〜ニューデリーの私学の中高生〜

　インドの首都ニューデリーにて子ども国連が開催されました。エネルギー問題、人権問題、報道などグローバルな問題について、 熱い討論がなされました。政治の問題の背景にある歴史の認識度合い、文化的教養、風習や国民性などこの日までにしておかなければならない下調べはものすごい量だっただろうと思いますが、生徒たちの発言の背景にある勉強量はものすごいものがあると直感できます。その国の代表としての発言であり、代表が集まったなかでの討論ですので、話の流れの把握と機転を効かせた切り返しのちからもためされます。完全になりきっているなという実感でした。討論も資料提示もすべて英語でなされています。英語を前提にその先の何の解決のためにどのような知恵をだせるかに焦点が当てられています。香港やフィリピンに限らず、インドの中高生の勤勉さと情熱に触れるたびに背筋がピンとさせられる気持ちになります。

　クロージングセレモニーでスピーチをさせていただきましたが、同志社中学校で展開しているSTEAM教育やプログラミング、技術教育と国際交流を掛け合わせたイベントASIA STEAM CAMPも紹介させていただきました。校長のPremlata Gerg先生は即座に私のスピーチの内容を取り上げてください、今世界的にSTEM教育が注目されていることを紹介してくださいました。(knumata)