SPRESENSE™でマイクとLEDを連動させる
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声をかければ光がかわる装置をプログラミング
前回にも紹介しましたが、中学技術の受業で、もっとお重要なコンテンツの一つとしてプログラミング学習があります。とりわけ「双方向性のあるプログラミング」の実習は、技術科授業の標準となっています。同志社中学では「本物を生徒達に」ということで、人工衛星や探査機で使われているソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社のSPRESENSE™を使ってプログラミングの授業を行っています。同志社大学の渡辺先生がかかわっておられる「超小型の変形型月面ロボット」にも搭載されている本物です。
今回は、マイクの入力とLEDの出力を連動させるプログラミングに挑戦しました。
「マイクに入った音量がXXより大きければライトを点灯する」というプログラムです。
このような処理を 「条件分岐」 といい、プログラミングの基本となります。条件式 を適切に設定し、条件を満たしたときの動作を正しく決めることで、さまざまなライトの制御をマイク入力の自分の声で扱えるようになります。ビジネスに活かせる場面を思い浮かべれば、カラオケの電飾プログラムや、歌声採点マシンを想像させてくれます。宇宙ではどのような場面が創造できるでしょうか?目の前のプログラミングが宇宙とつながっている。考えているだけでわくわくしてきます。(技術科:沼田 和也)
※SPRESENSEは、ソニーグループ(株) またはその関連会社の登録商標または商標です。
※同志社大学の渡辺教授は内閣府主催の第7回日本オープンイノベーション大賞にて内閣総理大臣賞を受賞されました。
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