プロから学ぶ旋盤加工1&2
中小企業ものづくり共創協会
プロから学ぶ旋盤加工は合計4回を行いました。
1回目は、中小企業ものづくり共創協会(https://cmkk.or.jp/)の本庄さん、山之内さんに来ていただきました。本庄さんは機械加工の専門家で、1級技能士として、プロを教えるプロとして活躍されています。旋盤を使って、「よく回るコマをつくる」というテーマでした。生徒たちはみるみるうちに上達し、30分もすれば、まるで何年も触っているかのようなハンドルさばきで、ハンドルがまるで自分の手のように操れるようになりました。信じられないことに、垂直方向のハンドルと水平方向のハンドルを同時に使って、曲面に仕上げるということをしていました(動画)。
・「ただ作るだけじゃなくて、こまをどうしたら回しやすくなるかどうしたら安定するか、など色々なことを考えながら作りました。最初のこまに比べたら最後に作ったのは全然違って、記録も結構伸びました。」(原田さん)
・「旋盤を使うのは2回目だったけれども、今回はプロを教えるプロである本庄さんに旋盤の使い方を教えてもらいながらコマをつくって自分が作ったコマが回る時間を競い合いとても楽しい時間を過ごすことができました。前は金属を直線で切ることしか知らなかったけれども、今回は斜めに切ることを学びました。斜めに切るのは縦と横を切るレバーをいいタイミングで動かさないといけなく、とても難しかったです。また、どうしたらコマがより長く回るのかを考えることも面白かったです。私はコマの下のところを長くしたり回す部分を細くしたりしようかと考えたけれども、一緒にやっていた人はできるだけ下にいく重力を大きくしたらいいなどと色々と考えを出し合って作れてよかったです。」(和田さん)
・「こまはできるだけ軸が短く、低重心だと長く回るとわかった。」(井場さん)
専門家の方との出会いが、信じられないくらいの上達や興味関心の深まりへと繋がるのだとあらためて実感しました。(沼田)