Precious Plasticの取り組み

プラスチックゴミが資源に変わる!
同志社小学校、同志社中学校の近くには岩倉川があり、そこではホタルが舞う豊かな自然が残る地域でありながら、プラスチックのゴミを目にすることがあります。私たちの喫緊の課題のひとつにプラスチックゴミがあり、これは地球規模の問題となっています。学校でも廃棄されるプラスチックゴミはたくさんあり、ペットボトルのキャップを集めだすと、1か月ですごい量になることを実感します。生徒といっしょにペットボトルキャップを集め、同志社のメダルへとつくり変え、プラスチックを「未来を創る資源」へと変える実践を通して、持続可能な社会を考えるきっかけを学びプロジェクトで実施しています。Precious Plasticからいただいた助成金により粉砕機と射出成型機を導入し、ものづくりをきっかけにした教科横断型の環境学習により、私たち一人ひとりが地球規模の課題アプローチしようとしています。
粉砕機(Precious Plastic Shredder)を使うまえに、ニッパーなどをつかって手作業で粉砕作業を行います。そのご、射出成型機(Precious Plastic Injection Machine)といった専用機械を使い、プラスチックを金型に流し込み、オリジナルメダルなどに変形し再利用する内容です。この活動をとおして、”使い捨てる”材料としてのプラスチックは、何かを生み出すための”資源”としてのプラスチックでもあることを実感できます。本校では、技術科のPBL(問題解決型学習)として導入し、複数の教科教員による教科横断型の学びとして、学びプロジェクトの一環として展開しています。生徒たちは「ごみ」が「資源」に変わる驚きと、自分の手で”未来を変える”ことができるかもしれない予感を味わいながら、実体験を通した学びを身体で感じています。大人も子どもも同じ立場で環境を考えることができるプロジェクト、“Precious Plastic“だと思います。(技術科 沼田 和也)



