飛行機はなぜ飛ぶの?
技術の探究からはじまる探究の問い
なぜ飛行機は飛ぶの?
このシンプルな問いをきっかけに、技術の授業が始まります。飛行機の仕組みを理解するために、まず紙飛行機を飛ばしてみるところからスタートする。「どうしたら安定するのか?」「キャンバー、エルロン、エレベーター、ラダーをいじるとどうなる?」そんな問いを生徒たち自身が見つけながら、実験・試作を繰り返します。紙飛行機の実験だけではありません。本物のラジコン飛行機を使って空気の流れを観察し、飛行中の状態を比較します。翼にかかる力や揚力の仕組みなど、だれもがも思わず「なるほど」と感心してしまう内容が詰まっています。
技術の授業やものづくりの現場では、覚えるだけではありません。既知の事柄を獲得すればするほど、自分の問いを深めることができる。さらに、「なぜ?」「どうして?」といった問いを自身に投げかけ、それに対して自分で考え、試行し、発見する機会を大切にしたいと思います。飛行機の授業を通して、「失敗してもいいから、自分でやってみる」ことのものづくりのだいご味を味わってほしいと願いいます。(技術科 沼田 和也)
参考)