築100年越え⁉️ 歴史ある祖父母の家に迫る
神村さんの建築の研究
温故知新にふさわしい研究がでてきました。2年生の神村さんが「築100年越え⁉️歴史ある祖父母の家に迫る」というテーマにとりくまれました。とても素晴らしいものでした。
神村さんは以下のように紹介してくださっています。
昨年の自由研究で、祖父母の家の近くにあった戦時中の飛行場跡について調べました。久御山町の歴史や文化について調べていく中で、久御山町で古くから伝わる言い伝えに、祖父母の家の樫の木が関係しているということを知りました。他にも、祖父母の家にも関係している資料や写真などが多くあり、古くからある祖父母の家にはどのような歴史があるのかが気になり、自由研究で詳しく調べてみようと思いこの研究を始めました。
建てられた年代が昭和以前ということと、高祖父が建てたということしか知らなかったので、たくさんの資料を必要とした為、資料集めには非常に苦労しました。保管されていた資料も、変体仮名で書かれていたり、損傷や、変色が激しいものなどが多くあり資料を読み取ることが難しくとても時間がかかりました。保管されていた資料の中には、大正時代の領収書やレシートのような物もあり、その時代の生活についても知ることができました。図面や資料に書かれていることを模型に起こす際に、実際の家は一部改修、改築されている部分もあったため、資料を深く読み込んで、祖母の記憶と、話を頼りに自分で、建築当時を想像しながら、建築模型に起こしていきました。
模型を実際に作ると、壁や段の高さが同じ縮尺でも高かったり、床の面積が合わなかったりするなど微調整が困難を極めてました。また、模型に使うスチレンボードが切りにくく、真っ直ぐな線を出すため何度も切り直しました。模型を作る際には、色や形、大きさなど細かいところも忠実に再現して、建築当時の様子を表現するため、樹脂粘土などを使って、机や「おくどさん」などを作りました。樹脂粘土は硬く、乾燥が早かったため、扱いが難しかったですが、綺麗に、作り上げることができました。
この研究を通して一つの物を直して、綺麗にして、使い受け継いでいく、何年たっても壊れない家を作る考え方はSDGSにも共通すると同時に、日本の伝統的な考え方であると思いました。
神村さんのプレゼンは以下のリンクからご覧いただけます。ぜひご覧ください。
https://jhs.js.doshisha.ac.jp/wp-content/uploads/2022/11/90f146c5b13fb75c209487ea8ff25dff.pdf
中学生になったら、自由研究でテーマを見つけて思い切り探究を楽しんでください。(沼田)
Kamimura san , a G8 student, was curious about the history of her grandparents’ house and researched it as his own free project. (Numata)