2022年度の数学系自由研究の優秀作品です。今回は鉄道やバスを題材に、ダイヤ、経営などさまざまな切り口で研究された作品が多かったです。
これら優秀作品を、本校立志館2階数学メディアスペース(MS 数学博物館)と3階数学教室「伊能忠敬 数学4」、「ガリレオ 数学5」、「アルキメデス 数学6」に展示しています。
いくつかをご紹介します。
①酒井理桜さん(3年生)
経営的な切り口から新しい京都市バス路線を考え、新路線を提案した意欲的なレポートです。
京都市民の生活の足としての役割と、観光客へのサービスの観点から、北大路バスターミナルから壬生操車場への新路線のアイデアを創作しました。現役運転手の方にもヒアリングされていて、充実した内容になっています。
②藤田悠生さん(3年生)
日本で一番長いJR切符を作成しました。時刻表を片手に地道に見つけるのかと思いきや、手計算プラスExcelデータを使って計算という合理的な手法を使っておられました。稚内からスタートなので鹿児島の駅が終点と思っていましたら、西九州新幹線の開通により長崎県「新大村」が最終駅となったことに意外性も出て楽しくかつ読み応えのあるレポートでした。
③藤岡樹希さん(1年生)
大好きな近鉄のダイヤについて、深く調べられたレポートです。他大手私鉄との比較、ダイヤの工夫など会社や職員の方に直接尋ねられたりして丁寧にまとめられました。京都駅のホーム長によって車両数が制限されていることなど、藤岡さんの近鉄への愛情と深い知識が垣間見られます。2023年度のとりくみを楽しみにしています。
毎年、中学生の力作を楽しみにしております。
(数学科 園田毅)