2年生理科Ⅱの宇宙の学びは、まず自分だけの宇宙を創造することから始まります。
この自作の宇宙は、宮城県の高校の先生のアイデアを基にしています。そこに独自の改良を長年加え、より学びやすくしたものを今年の2年生でも作成しました。
「ひとぷらちゃん」と名付けられたこのド-ム型教材は、日周運動や年周運動などの星の動きや星座の形や大きさ、黄道や天の赤道の理解を深めるためには最適の自作宇宙(天球)です。恒星によっては地球からの距離までわかります。
以前は「天球儀」を使用していた時もありましたが、天球を外から学ぶのではなく、内側から学ぶことでより現実に近い理解となります。生徒によっては親しみを込めて「顔」を記したり、アルミフォイルを外側に巻き恒星の位置に穴を開けることで、星が光る工夫までする人もいました。
折り畳み式で、収納袋まであります。こんな学びを通じて将来天文学を目指す人が育ってくれたら嬉しい限りです。