浮いているみたい!不思議な立体をつくろう(テンセグリティ構造)
町屋科学館 春のSTEAM講座 建築家 バックミンスター・フラーの世界への入り口
テンセグリティ(tensegrity)とは、「Tension(張力)」と「Integrity(統合)」の造語と言われ、建築家バックミンスター・フラーによって作られた言葉とされています。
製作したオブジェは、一般的なものとは違って、引っ張りの力がかかる部材と、圧縮の力がかかる部材との組み合わせによってできています。
鉄橋などトラス構造の部材も引っ張りと圧縮の組み合わせで成り立っていますが、剛接合でつくられているため非常に頑丈な形にもなっています。ところが、今回製作したオブジェは、余計なものを取り除かれているため、不思議な魅力を表現しています。「宙に浮いているような構造物」とよく言われます。
これを機会に建築家バックミンスター・フラーの世界を調べてみても面白いと思います。(技術科:沼田和也)
オリジナル設計の棚(https://jhs.js.doshisha.ac.jp/headline/design-create/)
ブリスベンの橋Kurilpa Bridge(https://jhs.js.doshisha.ac.jp/manabi/tensegrity/)