「数学好き育てよう、日常絡めた学び模索 OECD国際調査」(2023年12月6日)という記事です。
経済協力開発機構(OECD)が実施した2022年の学習到達度調査(PISA)の結果が12月5日公表されました。
日本は数学的応用力で世界5位と上位を維持しました。
一方で高校や大学で理系専攻の生徒・学生は増えておらず、日常生活と絡めるなど「数学好き」を増やすために工夫したとりくみを行っている中学校のとりくみを紹介してくださっています。
※サムネイルは比例を使って地球と月の距離を求めるために5円玉の穴を通して昼の月を見ている生徒の皆さんです。目と5円玉の距離(白い画用紙はものさし代わり)を測って、地球と月の距離を求めることができます。
独自の教材を通じて数学の面白さを広める教員もいる。
同志社中学校(京都市)の園田毅教諭は「数学を楽しみ、実験などで体験できる時間を増やしている」と語る。
例えば▽北米で13年や17年など素数の年数で地上に出るセミがなぜ生き残ったのか、素因数分解や最小公倍数を使って考える▽おみくじを100回以上引いて、吉や凶が何本ずつ入っているか確率を計算して当てる▽お笑い番組で審査員が出すスコアを箱ひげ図で分析する――などだ。
研究会や身の回りの出来事、テレビ番組などからヒントを得て教材を作っている。園田教諭は「数学好きを増やすためには、仕組みを理解して自分ごととして考えられるような場面を作ることが大切だ」と話す。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE213CZ0R21C23A1000000/
2023年12月6日 2:00 [会員限定記事]