今年も、中学校校舎立志館の階段の壁(1-2階)に「錯視カレンダー」を掲示しました。毎月、日付の左側に錯視のデザインが描かれています。この記事の写真ではわかりづらいかもしれませんが、模様が動いて見えたり、飛び出てくるように見えたりします。
4月は桜の花びらが広がって見えます。5月は正方形・長方形によるデザインがふくらんでクッションのように見えます。9月は薄緑と赤のデザインだけでフェルメールの有名な絵に見えるようです。(生徒は見えると言っていますが、私には見えません。)ほんとうに不思議です。
錯視カレンダーは立命館大学総合心理学部教授 北岡明佳さん(きたおかあきよし)が北岡さんのホームページ「北岡明佳の錯視のページ」で毎年作成されておられるものです。
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
一言で言いますが、錯視は科学です。各地の科学館でもよくテーマ展が開催されており、機会があれば見に行ってほしいです。
本校生が、2019年7月に北岡研究室(立命館大学茨木キャンパス)を訪れ、錯視の基本を教えてもらい、数種類の錯視デザインづくりの体験をさせていただきました。
2020年-2021年のカレンダーも立志館の階段の壁に掲示しています。2022年のカレンダーは立志館2階、数学教室前廊下の壁に掲示しています。ぜひ一度「じっと見つめて」ください。楽しんでくださると幸いです。
(数学科 園田毅)