「パスカルの三角形」、「シェルピンスキーのギャスケット」という言葉を聞いたことがない人が多いかもしれません。
「パスカルの三角形」は、数字をあるルールにしたがって、三角形上に並べていくものです。皆さんに書いてもらった数の意味は、高校数学の授業(代数と確率)で学ぶ(紹介される)と思います。
「シェルピンスキーのギャスケット」は、「パスカルの三角形」の奇数部分が作る模様です。
※「シェルピンスキーのギャスケット」は、厳密には三角形の中央部の三角形(元の大きさの半分の大きさになる)を切り取る操作が無限に繰り返されてできる図形のことなので、皆さんは疑似体験(近似)をしたことになります。「フラクタル」と呼ばれる図形です。
今回は奇数と偶数(あるいは片方)を色を分けて囲んでもらいましたが、「シェルピンスキーのギャスケット」は偶数部分が切り取られた形のことを言います。数字の描く不思議な模様を自作してもらいました。TV番組「危険なビーナス」に登場した「フラクタル」と呼ばれる図形の1つでもあります。
以前、偶数を囲んだ後に、3の倍数、4の倍数と作業していくと、7の倍数を塗ると同志社の校章ができることに気づきました。中学生の皆さんからは「シェルピンスキーのギャスケット」を作った後に、同志社マークを完成したプリントを提出してもらいました。紹介しますね。
<参考資料>
パスカルの三角形(grapes)
矢吹サイエンスオフィス編著「科学の理論と定理と法則がよくわかる本」Gakken