アスリートの食事管理とデータベースアプリ製作(全5回コース)
高いパフォーマンスを引き出すための食事管理の方法
保健体育と技術家庭が融合した学びプロジェクトです。アスリート、食事管理、栄養素、管理、データベース、アプリ製作、これらのキーワードを組み合わせた学びプロジェクトとなります。保健体育の栢木先生と技術家庭の沼田でアイデアを出し合って設計しました。
毎日の食事を効果的に管理して、高いパフォーマンスを引き出せるようになりましょう。全4回コースを予定。このコースで身につけられる事柄は、1データベースの基礎知識と簡易版アプリの制作体験(Numbers使用)、2食べ物の栄養素を運動パフォーマンスの観点からレクチャーし、日頃の食事を考えることができるようになります。3管理していく習慣をつけるためのミーティングも設定します。
【コースの概要】
アスリートの食事管理 1
オリエンテーション(Numbersの管理データベース紹介、食事と運動パフォーマンスの経験談、本コースのゴール設定)
アスリートの食事管理 2
管理データベース作成 (Numbers, 関数VLOOKUP, 参照表作成, グラフ作成)
アスリートの食事管理 3
家庭科教科書にある食物表をきっかけにして食べ物と運動能力の関係を講義します。
後半は、感想や討論により自分ごととして考えることをしてもらいます。実験開始(記録開始)する。
アスリートの食事管理 4
1週間の各自のログをもとに考えを出し合い、各自の目標や記録の方法改善、
1週間で感じた食事記録の実感を共有し、モチベーションを高めます。
アスリートの食事管理 5
各自の記録と考察を共有
最終講義(より健康的な食生活と自己管理のモチベーションの維持のための3つのポイント)。
11月25日の時点ですでに第4回を終えることができました。生徒の皆さんからの気づきは以下のとおり。
「練習してて思うコト ・あんな体になりたい・もっとできるように・強く、長く、・・・
違う所 ・筋肉、身長、柔軟性、体力つけるためにはトレーニング、寝る、食事。
今回は食事の内容を理解する。自分に必要な食事をする
パフォーマンス 例えば、筋肉の場合、アミノ酸は材料、ミネナルは工具、糖質、脂質はガソリン、ビタミンはアシスタント。
栄養について考えていけたらと思う。」(田中さん)
「ポップアップリストを使うと便利。自分がよく食べるものを選択できるようになる。その他、フォームやリストの作成もした。大変難しかった。」(田中さん)
「自分に必要な栄養素を知ることができた。睡眠と運動を十分に取って健康な生活が送りたいと思った。色々な食べ物がどんな栄養素でできているのか興味を持つことができた。食べ物一つ一つのカロリーや糖質など特徴的なものがあって面白かったです」(Kさん)
参考)
今、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Math)にSportsをあわせて STEAMSという造語もあります。
#1 中島 さち子 経済産業省 未来の教室&EdTech 研究委員
「未来の教室」実証事業報告STEAM x Sports Projects
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mirai_kyoshitsu/pdf/005_04_00.pdf
(文 沼田)