社会資本の今と未来を考え体験する
国交省の専門家からの講話、ドローン体験、高所作業VR体験
2019年2月5日、国交省の藤田氏に本校まで来ていただき、橋梁などの社会資本の維持管理の実際とこれからについて講話いただいた。そして、(株)特殊高所技術の青山氏からは、橋梁点検の実際とVR体験させていただき、NPO法人 あすの夢土木(ドローン撮影クリエイターズ協会)坂口氏からは、ドローンを使った撮影と操縦体験させていただきながら、未来の橋梁点検の可能性について教えていただいた。
同志社中学校の技術科では、私たちの共有財産である社会資本(橋模型の強度テスト、モルタル試験片製作と強度試験、アーチ構造物製作、吊り橋模型による巨大プロジェクトのマネジメント)を体験的に学びながら、未来の社会生活、未来の共有資本の在り方について考えるカリキュラムを独自に開発してきた。私たちのインフラを支える土木技術は、まさに人間の社会生活のデザインともいうべきもので、STEAM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、数学)の要素がつまったテーマであるにもかかわらず、あまりとりあげられることはありませんでした。そのジャンルに光をあて、生徒達の豊かな学びの展開に努力している。今後は、PBL(プロジェクトベーストラーニング)の学習方法を積極的にとりいれ、実際の社会や現場とをつなぎながら、生きてはたらく学びによって、柔軟に対応していける生徒になってもらえるようにあたらしい学習スタイルを考えている。その授業改革の一歩として、国交省とのコラボ授業を行った。(knumata)
*国交省から専門家の講話:社会資本の維持(橋梁の老朽化対策)。未来の創造。
*橋梁点検の新技術としてドローンを使った点検の提案。
生徒による屋内操縦体験、撮影体験(プロのカメラマン&ドローン操縦士のインストラクション付きで実習する)
*国交省の仕事を請け負っている点検会社の方から、VRによる点検(高所点検モデル)を体験(⇒VR体験)