折板構造の秘密を探る
1年生では、建築技術をテーマにSTEAMアクティビティを展開しています。折板構造(せっぱんこうぞう)をA4ケント紙に印刷し、7タイプを用意しています。折り紙のように、ケント紙を折り曲げることで構造性能(剛性、耐力)を向上させた構造です。折板構造は、 屋根材に折板を使うことがあるほか、建築物の構造材に利用されています。1回目の授業では、ドーム型になるものBタイプを全員体験しました。
2回目の授業では、ガレージ型になるタイプD, タイプE, タイプF, タイプGの4種類から一つを選択し、ドーム型のものと比較することによって、折板構造の理解へアプローチする。
「私はtypeGを選んで組み立てました。typeより折り方が複雑で、難しかった分、 Bより重いものでも耐えられるような気がしました。」
「私の家の近くにある工場の屋根が、折半になっていました。少し気になって調べてみると、構造を折半にすることで、雨水の吹き込みを防ぐそうです!」
「この体験と調べたことから考えてみると、折半構造は、とても便利で使い勝手の良い構造だということが分かりました!」
「前はドーム型(トンネル型)だったけど、今回は四角い形をしていた。身の回りの折半構造は、「りんくうプレジャータウンシークル」というのを見つけた。」
「Bよりも100倍ぐらい難しかったです。折る線が端から端までなかったので…
群馬音楽センターが面白いと思います。」
「机みたいで、置きやすかった。また、type Bより強度が良かったような気がした。身の回りの折板構造(ホームページ) シドニーオペラハウス」
学びプロジェクトでも建築プロジェクトが進んでいます。ぜひ、学びプロジェクトにも参加していただき建築について考えていきましょう。(沼田)