強度試験開始!
ブリッジ・コンテストで製作した橋の強度を評価する
ブリッジ・コンテスト2021もいよいよ強度試験に突入しています。
自分が考える強いカタチがいかなるものか、試験する日です。強度評価を自分自身で行い、強さとは?破壊の形跡を推理します。
作った橋模型を実験台にセットし、自分で本を載せていき、破壊が起きた時点でその載荷量を測定します。その載荷量を自重(橋自身の重さ)で割ってその「比」で競います。より強く、より軽くです。
強い橋を作ろうと思ったら、どのような工夫をしますか?材料をたくさん使えば強くなりますが、その分自分も重くなってしまいます。それではコンテストで評価されません。
A)100グラムの橋模型が、12キロ(12,000グラム)に耐えた橋
B) 50グラムの橋模型が、7キロ(7,000グラム)に耐えた橋
このような二種類の橋模型があった場合、コンテストではBの方が高い評価を得ます。Aの橋は、自分の重さの120倍の重さに耐えることができ、Bの橋は、自分の重さの140倍に耐えることができたことになるからです。
皆さんならどのような形をつくって、実験してみたいですか?
もし自分でやってみたいという人がいたら、キットを頒布していますのでお知らせください。(受注生産なので時間はかかりますが)(沼田)
参考)
>>フィリピンの教員免許講習でブリッジ・コンテストの講演を行う(
フィリピンのナショナル・サイエンス・ハイスクールの先生方の教員免許更新で講演しています。日本の教員免許講習では土木学会関西支部の取組の一環としてゲストスピーカーとしてお手伝いさせていただいていました。(コロナのため昨年度と今年度はできませんでした)
>>『新技術科の授業を創る 子どもの学びが教師を育てる』学文社 https://7net.omni7.jp/detail/1107129012
この書籍は教育学部の大学のテキストです。同志社中学校のブリッジ・コンテストのやり方だけでなくその教育的な意味も展開しています。第二部第一章を執筆しました。
第II部 実践編:子どもの学びが教師を育てる
第1章 社会資本を自分ごととしてとらえる
1 中学教師としての私のチャレンジ
2 強度試験としてのブリッジコンテスト
3 社会資本を自分ごととしてとらえるブリッジコンテスト
4 更新し続ける問いをもつために
>>オリジナル教材ページ https://jhs.js.doshisha.ac.jp/original_goods/#somacube
同志社中学のオリジナル教材のページです