探究!デザインの向こう側
カタチには理由がある
「これかわいい!」
「むっちゃ小ちゃい!」
生徒たちは、次々とドライバーを手に取り試していく。次第に生徒たちのつぶやきは変化していく。
「なんかしっくりくる」
「あれ?簡単にまわる!」
「そうでもないぞ。人によってとらえ方違う。面白い」
デザイナーとアーティストの違いはよく記事にでているが、眞田先生の授業では、デザインのロジカルな側面というか、デザインの裏側にはすべて説明できる理由がるということを、体験を通して設計されている(ある意味では眞田先生の授業の設計も、それぞれの過程に理由がある一つのデザインなのではある)。一つ間違えば、技術の授業で「好きなものを作ろう」としてしまうところを、デザインの向こう側にこだわって、既に出回っているさまざまなドライバーの形状を体験をとおして分析してもらおうとしている。生徒たちにとっては、何でもないドライバーの”カタチ”との”出会い直し”が、この授業にはある。
今後、旋盤という機械の特徴を学び、デザイナーとしてユーザーのインサイトにアプローチしながら、オリジナルドライバーの設計プロセスへとすすんでいく。楽しみだ。(沼田)
Sanada Sensei plans on the logical aspects of design and the designer’s philosophy behind the real design. Students imagine the background of the design and the designer’s intention, and analyze the shapes using various screwdrivers. (Numata)