1年生社会科で京都市埋蔵文化財調査研究所の先生方に出張授業をしていただき、古代の暮らしを体験しました。
1)火起こし 起こした火を使って古代米を炊きます!
2)あんぎん編み
3)考古学体験(土器を復元してみる)
また、実際に発掘された本物の遺物にも触れることができ、貴重な時間が持てました。
どのクラスもみんな真剣な顔つきで取り組んでいました。
生徒の感想より
- 縄文に生きていた人の大変さが身にしみてわかりました。火起こしは今ではマッチをすればすぐに火がつくけれど昔の人は本当に苦労していると思いました。あみ物も少しでもずれないようにしなければ使い物にならないし、土器もなかなか形をつくることができませんでした。この体験をして私は今の暮らしがどれだけ便利になったかよく考えさせられました。遺物の使い方、昔の使われ方も教わり、本当に勉強になった体験学習でした。
- 体験学習を通して、弥生人の人はすごく頭がかしこいんだなあと思いました。火起こしの道具は私だったら絶対思い浮かばないと思うし、すごい工夫だと思いました。あんぎん編みは、編み方とか今と微妙に似ていて、昔にしては着心地がよかったです。でも少し重かったです。今の日本人は昔の人よりもすごく豊かなのは昔の人の知恵のおかげだなぁーと思います。
- 全体を通してとても楽しくていい体験になりました。昔の人は、指や手をうまく使って生活していることがわかりました。「火起こし」で、火がうまくつきそうになった時、とても達成感がありました。貴重な土器や石器が自分の手でさわれて、歴史にふれられました。
- 火を起こしたのは初めてで、最初はなかなか火がつかなくて大変でした。でもコツがつかめてきたらなんとなくできるようになって、最後に火がついた時は感動しました。
- あんぎん編みは思っていたよりもかんたんで面白かったです。最初はいまいち意味がわかっていなかったけど、先生たちが教えてくれたからできるようになってうれしかったです。
- 土器を実際にさわって、使う目的ごとにかたさも厚みもちがうことがよくわかりました。「煮る」ために使っていた物にはこげ目がついていてすごいと思いました。土器の復元は予想以上にむずかしかったです。初めての体験がたくさんできて楽しかったです。
- 古代人の暮らしを体験できてとても楽しかったです。その中でも「火起こし」が成功して一番うれしかったです。長野県で「火起こし」をやってみたことがあるのですが、成功せずかなり悔しかったけれど、今回はうまくいって本当によかったです。黒い粉の中から火種ができて、息を吹きかけるとそれに応えるようにポッポッと赤く光るのが素敵でした。私がもし古代人で、生まれてはじめて自分だけで火を起こせた時もきっとそう思ったと思います。
- 火起こしでは火種がつくのにだいぶ時間がかかり、古代の人は火をつけるのにこんなにも苦労していたのか、、、と思いました。あんぎん編みをやったときはこの作業をずっと続けていられる古代の人に感心しました。私ならできないと思います。糸もからまるし大変だったからです。
- 土器の復元では、昔のお皿を自分が持っていると思うとドキドキしました。この事を体験して、現代の生活はとても便利だなぁと改めて思いました。
- 私は「火起こし」が一番印象に残っています。2人で舞きりをしました。ずっとやってると腕がつかれてきて、休むと熱が下がって、何回もしてつかれました。けれど火がつくとうれしくて楽しかったです。
- 「あんぎん編み」は途中でどこまでやったか分からなくなったりして大変だったけど、京都市埋蔵文化財研究所の人が優しく教えてくれてとても楽しかったです。
- 「土器の復元」では2つのお皿をつくりました。足りないパーツもあったけれど、完成したときはとてもうれしかったです。またやってみたいです。