ZOOM学プロ Numbersの複数条件をカウントする関数とは
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COUNTIFを超える!
iPadのアプリであるNumbersはとてもシンプルに作られていて、意匠も洗練されており親しみやすいアプリです。エクセルのようなリッチな機能を装備させた怪物ともいえるEXCELとは、作り方がまるで違います。とはいえ、EXCELの関数や標準機能の使い方は非常に似ていますので、使いやすいというのも魅力です。
標準機能のレベルでは、EXCELと似ていてもすこし凝ったことをしようと思うと、違いがでてきます。その一つが複数条件のカウントではないでしょうか。筆者はよくsumproduct関数を使います。どうしてもというときには配列関数のような力技を使えるのもEXCELの魅力ではあります。Numers のSumproduct関数は使い方が少し異なります。
顧客名簿にて、男女別の人数をカウントしたいときは、COUNIFを使いますが、複数条件でカウントしたいときどうすればよいでしょうか?NumbersにはCOUNTIFSという複数条件用の関数が用意されているのです。これを使えるようになると、例1)りんごが好きな女子の人数、例”)京都出身で野球クラブに入っている男性の人数など、を数えることができるようになります。
少しだけ紹介します。
1. 一つの条件に当てはまるセルをカウントするやり方
COUNTIF(Dummy Members List 1::$D$2:$D$100,A2)
DummyMembersListという表の中にあるD列のある範囲あるセルがD2と同じ内容のセルの個数
D列には男女が書かれています。A2には「女」とあるのでその数を返します。
2.複数条件をカウントする関数 COUNTIFS
COUNTIFS(Dummy Members List 1::D2:D100,”男“,Dummy Members List 1::J2:J100,”りんご“)
この数式はD列では男であり、J列ではりんごが好きと答えた人の数をカウントしています。この数式は、数式内に直接りんごと書いているので読みやすいですが、実は汎用性に欠ける書き方なのです。J2のセルを変えるだけで、カウントする対象を再計算してくれる書き方があるのです。当時はその書き方も皆さんと共有できました(一番下の画像をご覧ください)。列のタイトルをスイカを書き変えるだけで、再計算されているのがわかりますね。
自由研究で、琵琶湖の気温・湿度・測定ポイント別のデータを集計したり、フィールドワークでのインタビュー調査の分析に使ったりと応用範囲は広いです。ぜひ活用してください。
今後、Numbers関数の魅力を広げていこうと思っているので、またNumbers関数講座やります。参加してください。(沼田)
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