[同中 学びプロジェクト]新たなチャレンジ成功!
リモート合唱で、Nコンに出場しました!
同中 学びプロジェクト「Nコン2020に参加しよう!」で集まった1~3年生の有志29名で、リモート合唱に挑戦し、見事Nコンに出場しました!「NHK全国学校音楽コンクール」、通称「Nコン」はいわば【合唱の甲子園】です。毎年全国の学校が、その年の課題曲を歌って出場をめざします。2020年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大状況により、実際のコンクールは中止となってしまいましたが、動画投稿した歌声をweb公開していく取り組みが実施されました。中学校の部の課題曲はLittle Glee Monsterの「足跡」。中学生の心に寄り添うような歌詞とメロディが特徴の曲です。
今回集まった生徒メンバーのほとんどが本格的な合唱に挑戦するのは初めてですが、「Nコンに出たい!」「いま出来ることに挑戦したい1」「全国に歌声を届けたい!」という思いで練習に励んできました。
練習は全てリモート(オンライン)。リモートでの合唱は教員も生徒も、全員が初めての経験で、試行錯誤の連続でした。最初は、お互いの声を聴いたり、ピアノに合わせて歌ったり、普段なら当たり前にできることがままならない状況でした。合唱はただ自分のパートを歌うのではなく、周りで歌っているメンバーの声を聴きながら、それに自分の声を重ねる意識が肝要なので、それができないのは非常に厳しいことでした。本当にそれぞれの歌声が一つになるのだろうか、という不安でいっぱいでした。
しかし、知恵を出し合って練習方法を変えていくうちに、徐々にみんなが打ち解け、練習も軌道に乗り始めました。最もよかった練習法は、一人だけが音を出して歌い、他のメンバーはミュートにしつつその一人の歌声に合わせて自分のパートを歌うことです。一見簡単なことのように聞こえますが、みんなの前で一人だけ声を出すのは勇気が要ります。信頼感がなければできないことです。こういったことを続けることで、一人で歌うのではなく、みんなで歌っているのだという気づきが生まれたように思います。
練習の成果を各自がそれぞれ動画に収め、声を重ねてみると、驚くほど綺麗なハーモニーが出来上がっていました。メンバー1人ひとりの声が一つの合唱にうまく溶け込んでいる、とても良い演奏になりました。完成した動画を生徒たちは嬉々として観ていました。「自分たちの声が、素晴らしい合唱をつくったんだ!」という満足感にあふれていました。
新型コロナの影響でたくさんの学校行事が中止を余儀なくされています。それでもチャレンジ精神を忘れなければ前進することができることを29人のメンバーが体現してくれました。子どもたちからは、「初めての経験でしたが、とても楽しかったです!」「この状況で合唱ができるなんて思っていなかったので、一生懸命やってみることが大切だと思いました」などたくさんの感想が届きました。初めてのことにも果敢に挑戦することの大切さを感じ、そしてそれが達成できたときの喜びや成長の実感を体験してくれたのだと思います。
動画の最後には、自分に送るメッセージを載せました。「苦しみを乗り越えた先には必ず良い未来が待っている」「今だからこそできることにも目を向けて少しずつ進んでいきましょう!」など、心に響く前向きな言葉がずらっと並んでいます。観ている人、聴いている人に感動を届けるような作品をみんなで作り上げることができました。
「同じ場所にはいなくても、同じ場所にいるような気持ち」で歌った、私たちの「足跡」をどうぞお聴きください!
担当:村上(国語科)、五味(音楽科)
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*NHK全国学校音楽コンクールの公式サイトで公開中*
https://www.nhk.or.jp/ncon/f-chat/2020_kikaku/post/kyoto.html#005
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★★本校のYouTubeチャンネルへはこちらから★★
https://youtu.be/DhhBCx3y8rUkakko
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