幾何学の不思議を手に取るノマキューブ

偶然を「数学的必然」に変える
8個の立方体を連結し、面が次々と変化する不思議な「ノマキューブ」を製作しました。一見、手遊びのような工作ですが、生徒たちはその動きの中に「なぜ回るのか」「テープを貼る位置に規則性があるのではないか」という数学的な問いを見出していきました。
最初はパズル感覚で楽しんでいた生徒も、触れ続けるうちに「面を変える方法はすべて切り開くような動きだ」という幾何学的な本質に気づき、受動的な体験は能動的な探究へと変容しました。この「偶然を必然(数学的決まり)として捉え直す」姿勢こそ、自ら問いを立て、世界を解釈しようとする「自由な主体」の確立に繋がります。手の中で形を変え続けるキューブは、見方を変えれば世界が広がるという、探究の醍醐味を象徴する体験となりました。
気づきnoteより:
・「テープを貼る位置に規則性があるのか疑問に思いました。横長の直方体にした時、真ん中の4つは2方向に動かせますが、端の4つは1方向にしか動かせません。このことによって、立方体①から直方体②に、直方体②から直方体③にも変化できるのではないかと思いました。番号をつけた6つの面に色をつけると、①の立方体にした時、全ての面に色がつく状態になるのか調べてみたいです。」(2年三嶋)
・「なぜテープで繋いでいるのに回せるのだろうと疑問に思った」(1年木村)
・「立方体を分割した立方体の面の面積が同じことが鍵になっていることがわかった」(1年森本)
・「今回が初めての学びプロジェクトで「先輩達ばっかりだとどうしよう」など緊張していたがいざ行ってみると少人数で困ったことがあれば先生がすぐ対応してくれてやりやすかったです。今回のノマキューブは小学校の夏休みの自由研究で毎年絶対1人は作っていてすごくやってみたくていざやってみると作るのはすごく簡単で作った後もずっといじるほどの飽きないものですごく楽しかったです。他のプロジェクトもどんどん参加していこうと思いました。」(1年岡本)
・「面を変える方法が全て切り開くような動かし方になっていることに気づいた!だけど持って帰り方が悪かったのでカバンの中で砕け散った…」(1年奥内)
・「自分的には、構造が複雑だったり、見た目が地味だったりでまあまあだったが、お母さんに見せるとマジックみたいで面白いと言ってくれたので嬉しかった。
これは、偶然ではなく数学的な決まりでできているはずだからその部分を探求したい。」(1年弓倉)



