中国:STEM教育とグローバルマインドセットを中心にした学校
上海にてAsia STEM Campの打ち合わせ
今中国ではSTEM教育にものすごい力を入れています。これは3月に米国のITEEA学会で発表しに行った時にお会いした南京師範大学の若い先生からも今中国はSTEM教育やエンジニアリングに力を入れているというお話を聞いていましたが、今回は上海で実際に学校を作ろうとしている方とお話しをしてきました。その新しい教育を作っているDIPOINT EDUCATIONという会社は現在上海周辺に2つのキャンパス(ブリティッシュスクール)を開校しており、今年の9月から新しいキャンパス(アメリカンインタナショナルスクール)をオープンする予定。STEMカリキュラムを導入・発展させていきたいとのことでした。今後のカリキュラムについて討論しました。今後、1 国際交流をしながらSTEM関係のコンテンツも共有していくこととか、2 授業をしに行ってSTEM関連のワークショップを紹介する話ですとか、3 Asia STEAM Campへ参加していただくお話しなど前にすすめさせていただきました。打ち合わせでは、合計6名の方とお話ししましたが、全て英語です。中国語を習得していなくとも英語でストレスなく話をすすめられたので非常にありがたかったです。この大きなビルの会社ですが、7割を超える方がアメリカ・イギリスの留学経験者で、さらに多くの方が外国で修士号、Ph.D.を取得された方でした。STEMカリキュラム主任の方はヴァージニア州の大学の工学部で働いていた方で当然Ph.D.をもっておられ、とても若い方でした。中国の方々の勤勉さは実際に接してみないとわからないかもしれません。このままではまずいととても大きな刺激もいただきました。
中学教員こそ探究するちから、研究を形に残すちからが求められる情勢になっているのだなあと痛感しました。英語のスキルは当たり前として、グローバルマインドセットやSTEM教育に向かう力強さを感じました。このような方々と繋がれたことは非常にありがたいです。緊張感をもって日々をすごさなくてはと思いました。
ところで、中国とりわけ今回訪問した上海は、毎年くるたびに発展してきていて、ものすごく綺麗ですばらしいです。この事実を知るだけでも中国を訪問する意味はあります。ぜひ国際交流をしましょう。(沼田)