PIXARのひみつ展の魅力
STEAM 教材 アニメをひも解くプログラミングの授業
あのスティーブ・ジョブスが深くかかわったPIXARのひみつ展が大阪にやってきます。2019年12月21日(土)~2020年2月24日(月) グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタルで開催されます。土日など時間があるときに連れて行ってもらってください。⇒「PIXAR ひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」
この企画はボストン科学博物館(Museum of Science)によって作られた企画です。同志社中学校では毎年ハーバード・MITツアーでボストンを訪れていますが、その近くにある科学館なのです。とても親しみを感じます。ちなみに、ボストン科学館(Museum of Science)はEiE(Engineering is Elementary)という教育プログラムを持っており、手を使って試行錯誤を繰り返したり、限られた条件の中で知恵と工夫でなんとかするようなエンジニアリング的な教育がコアになっています。日本ではSTEM/STEAM が話題になっても、理科とか数学とかアートを強調しがちですが、今世界では実はその逆といいますかエンジニアリングを主題にしてSTEMの議論が展開されています(ITEEAなど)。半年前にEiEの教材キットを送ってもらいまいして、EをコアにしたSTEM/STEAMの検討をしているところです。
ところで、TED talkでは、ピクサーの撮影監督であるダニエル・フェインバーグが「ピクサー映画に命を吹き込む魔法の成分」というタイトルでその秘密を語っています。『ファインディング・ニモ』、『トイ・ストーリー』は日本でも大ヒット作品となっています。TED talkの映像はとても面白いです。これもぜひ見てください。
技術の授業でもロボットプログラミングだけでなく、プログラミングでゲームを作ったりしていますが、アニメーションにも取り組んでいきます。アニメーションはまさに数学と科学とエンジニアリングだけでなくアート的な感覚が必要になります。もちろん楽譜が読めるほどまでは必要ないかもしれませんが、何に対して美しい、面白いと思うかといった感覚が必要になってきます。
土日など時間がとれるときにぜひ行ってみましょう。学びプロジェクトとしても計画していこうと考えています。(沼田)