ゼルダの伝説〜Tears of the Kingdom 〜 登場する馬宿のジオラマ作成
非常にユニークで独創的なアプローチ
何か月もかけた大作に挑んできてくれた生徒がいる。 梅原さんだ。「ゼルダの伝説」のゲームが好きで、ゲーム内の建築物が現実世界にモデルを持つかに興味を持ち、「馬宿」のユニークな構造に注目し、ジオラマを作成することでゲームの理解を深めることを目標に取り組んできた。単なる製作ではない。理解の手がかりとしてのものづくりだったのだ。この発想は中学生を超えていると思う。
制作過程: 床、小道具、柱、壁、屋根、その他アイテムの作成に至るまでの詳細な工程を記述し、使用した材料や技術について説明しています。各部分の制作には、木工用ボンド、スチレンボード、アクリル絵の具など多岐にわたる材料を使いこなされたこともすばらしいが、 制作を通じて、「ゼルダの伝説」の馬宿が持つ文化的背景や建築的特徴を深く理解するための考察をじっくりしているところもすばらしい。馬宿のデザインには、イギリス、フランス、中国、モンゴル、中世ヨーロッパ、メソポタミア文明やエジプト文明など、多様な文化の要素が組み込まれていることを突き止められた。
ゲーム内の建築物を通じて、文化的背景や建築的特徴を探求するという独創的なアプローチは非常にユニークだ。ゲームデザインと現実世界の建築の間に存在する関連性については、思考や考察を深めれば深めるほど奥があることに気づく。ゲームの世界をより豊かに体験するための新たな視点として、ゲームデザインと建築の関連性に興味を持つ後輩たちの自由研究の探究テーマに大きなインスピレーションを与えてくれると直感している。
本校のメディアスペースに来ていただき「ゼルダの冒険」を探してほしいです。百聞は一見に如かずです!(技術科: 沼田 和也)
梅原さんの自由研究はこちら
https://jhs.js.doshisha.ac.jp/wp-content/uploads/2024/02/10199cba7f9949a655abc353f24329b8-1.pdf