ミニチュアのパン屋さんを樹脂粘土で作ってみた!
小さな本物の世界を感じるミニチュア
1年生の早川さんから、力作の自由研究が提出された。
「自分が小さい頃に、リカちゃん人形でよく遊んでいて、その時に一緒に使っていたお店やミニチュアの食べ物に惹かれ、こんなものが自分でも作れたら良いなと思い製作を始めました。そして、この製作で自分も見た人を惹きつけられるようなことができたら・・」
そんな思いから始めたミニチュア製作だった。
早川さんがこだわったところは、「質感」だったようです。
「歯ブラシやスポンジを使って強目に質感を出す事を意識してやりました。また、ニスを使ってツヤを出したり、逆に消したりもして様々な質感が出せれて面白かったです。
苦労したところは絵の具の色味の調整です。何度も重ね塗りをすると、どんどん色が濃くなっていってしまうので、程良く重ね塗りをするのが大変でした。重ね塗りをする時は、もう一度上から色を付ける、というイメージではなく、パンの一部に焼き色を付ける、というイメージでやると上手くいきました。」
と言っています。そして、
「デコパージュペーパーで壁紙を貼ったり、パンを乗せるトレーを作ったりするのも苦労しました.壁紙は中に空気が残ってしまわないようにするのがとても難しかったです。トレーは、空き箱を切って形を作り、テーブルぺーパーで全面を覆う作業を何度もやりましたが、その形をひとつひとつ揃えるのが大変でした。」という苦労もあったと言います。
そして、「レストランとかでよく見かける食品サンプルは一見簡単に作れそうに見えますが本当はこんなに作るのが大変なことが分かりました。」とも言っています。
やってみなければわからないことが、ここにあります。紙面や画面での調査まとめだけでなく、実際に手を動かしてつかんだ実感は、まさにその手の中にすべてのノウハウと直観が宿っていることでしょう。みごとなミニチュアの世界を作られました。(沼田)