技術科の学びが社会を設計

類設計室の起業塾で本物の力を!
君の手で、サンガスタジアム by KYOCERAを
世界一ワクワクする
最強のスタジアムにせよ!
というミッションで学ぶワークショップです。この挑戦的なテーマが掲げられた『スポーツ×ビジネス』をテーマにしたこども起業塾の舞台は、サンガスタジアムです。ふだんは観客席から見ていた場所が、この日皆さんにとって社会を設計する舞台となります。
スタジアムの空間設計、観客の動線、照明や音響のシステムなどの現状を見せてもらい現状の課題見つけて、再定義します。「どうすればもっと人が集まり、感動が生まれるのか?」などアイデアを好きなだけアウトプットできます。
そのプロセスは、まさに技術科の授業で行う「設計・課題発見・再定義・試作・評価」のプロセスそのものでもあります。技術の授業ではその多くの時間を磨いたり切ったりする試作の時間として使いますが、今回は社会の仕組みをデザインするために、アイデアを構築します。
起業という言葉は、決して特別なことではありません。技術科探究の授業でも「自分に問いを投げかけて新しいアイデアや仕事を見つける」という京都市とのコラボ授業として扱ってきました。「こまった」ことを見つけられるか否かが鍵だと思います。技術科が大切にしてきた学びの本質として、社会課題にコミットする力がありますが、起業はその中の一つです。
世界一ワクワクするスタジアムは、まだ形になっていません。参加したみなさんで、そのあるかもしれない未来を構想てください。ワークの中で生まれたアイデアが、社会の風景を変えるかもしれません。(技術科 沼田 和也)