米国の国際学会でも注目される中国の教育
International Technology Engineering Asociation / Annual Conference Kansascity 2019
全米の国際的な学会ITEEA(International Technology Enginieering Educator Association)は、すべての全米国民にとって一般教養としての技術および工学教育だけでなく、専門教育としての技術・工学教育を研究する会です。統合的なSTEM教育アプローチを通して生徒達が技術と工学クノロジーとエンジニアリングを学ぶことを中心的なテーマとしています(私の解釈です)。
3日間、全米だけでなく世界各国からこの年1回の大会に小中高の教師、大学の教授やその関係者、また教材会社・出版社など、立場を超えて次世代の子どもたちにとってのより良き教育を考える人々がいっせいに集い、議論し学び会い、アイデアを共有し合います。
励まし合う意味をこめて、多くの学会ではプライズを用意しています。当然ながら米国の学会の表彰ですから当然米国の学校の教師が中心になるのですが、アメリカ以外の国でも表彰されている教師や学校がありました。それは中国と韓国でした。中国の教育者は全員の前でのスピーチも用意されていました(スピーチさせてもらえる人は表彰者40名くらいの中3人でした)。いかに熱心に教育に取り組んできたかだけでなく、グローバルで人類的な視座からビジョンを描かれている内容をお聞きすることができました。中国の方のものごとに対して取り組んでいく強力な精神的な芯の強さは、謙虚で真摯に語られるスピーチからも十分に感じることができました。
当たり前の話ですが、日本国内だけでなく世界には素晴らしい仕事をされる方がいらっしゃることに驚くとともに背筋がピンとなる思いをしました。(沼田)
同志社中学では、ハーバード大学研修ツアーにてマサチューセッツ州に行きますが、そのフラミンガム市の市長さんも起こしなっていて、スピーチも用意されていました。