無限に広がるつながりも一本の発信から

毎年行われる大きな教育イベント、Learning & Teaching EXPOのオーガナイザーから私にプレゼン発表の依頼が来ました。内容は、日本の幼児教育におけるSTEM教育の実際についての発表でした。私は、日本の幼稚園、保育園やインタナショナルスクールを訪問調査しながら、慌ててプレゼンを作りました。当日は汗をかきながら報告しました。自分自身としてはあまり満足のいかない発表でした。しかし、驚いたことに、私と名刺交換するために多くの人が列をなして並びました。香港の幼稚園の園長先生やシンガポールの幼児教育研究者、インドネシアの私立保育園の先生、マレーシアやオーストラリアの先生方などでした。このことは私にもう一つのことを気づかせてくれました。香港で行われる教育イベントに実におおくの教育者が集まって学びあっていることを。

半年後、その列の中にいたマレーシアの先生は、同僚をつれて同志社中学校に見学に来ました。同志社中学の生徒とも交流していただきました。この先生たちとは、アジアの未来の教育について討論したり、アイデアを共有しようと約束しています。これは一つの発信から生まれたつながりです。もし発信しなかったら生まれなかったリレーションシップです。

(knumata)