技術科がとりくんでいるものづくり授業国際交流プロジェクトの核になる考え方です。それは近年、世界中に広がりつつあります。地球規模の課題に対して、手をとりあって協力していくことが求められています。”ひとつのきっかけになればいいな”という思いではじめたアジアものづくり授業交流は、ASIA STEAM CAMPという一つのイベントを作り出しました。
様々なメディアからも取り上げられるようになりました。
アジアの仲間と「ものづくり」競演…同志社
同志社中学校 学びプロジェクト『国際ロボットコンテスト』Report
Robo STEAM / Asia STEAM Camp at Doshisha Junior High School
ところ、国内で注目に値するのが、リバネスの中高生対象の助成金です。
リバネス サイエンスキャッスル研究費
中高生の計画書が通れば、中高生が研究費を獲得できるというすばらしい取り組みがあります。中高生の皆さんは、ぜひチャレンジしてほしいと思います。仮に助成金はもらえなかったとしても、計画書を書くだけでも自分の振り返り、関心あることの整理にもなりますし、ひとりひとりの心の中にチャレンジ精神の芽がでてくることは間違いありません。私は、一昨年募集してくれた生徒を覚えています。とても頼もしかったです。中高生が計画書で助成金を獲得でき発表できるというのは、まさに技術科が提唱している”年齢や立場を越えて~”のコンセプトそのものです。
また国外に目を向けてみれば、気象活動家のGRETA THUNGBERGさんです。
The disarming case to act right now on climate change
16歳にしてこのすごい迫力。芯の強さ、圧倒されます。地球規模で起こる問題を自分事として考え、そしてローカルに行動する。まっすぐな熱意が周りの人々にひろがり、大きな動きとなっています。ダボス会議、COP24、TED、様々なメディアによるインタビューやプレゼンを通して、彼女の声はもはやスウェーデンだけではおさまらず、世界中が動き出しています。
地球規模で考えなくてはならない事柄は、複雑で解決策は一つではありません。正答というものはありません。私たち一人ひとりが自分事としてクローバルな課題を受け止めながら、ローカルに自分ができるアクションをとっていく。ことが大切なのだと気づかされます。そのアクションに、肩書は必要ありません。生徒ー教師、子どもー大人などの立場も関係ありません。地球規模の問題は国境をこえている以上、私たちはより多くの人々とつながりながら共ににできることやる時代、アイデアを共有する時代が今なのだと実感させられるニュースでした。
学内に目を向ければ、中1の生徒から「なぜ自由研究は3年生しか発表できないのか?!」と質問されました。
「一生懸命調べたし、調べたらもっと多くの人に知ってもらって、いっしょに考えて欲しい、動いてほしいので、訴えたいし、発表したい」というのです。
その生徒たちは、「国境なき医師団」や「フェアトレードのチョコレート」をリサーチしたのでした。本当の学びというものは、その人の考えや行動を広げ、狭い視界から自由になれるものだということを学ばせていただきました。
そして「なぜ学ぶのか」、、、目前のスコアや宿題などのもっと先にある自分の芯になるような何かを見た気がしました。
(knumata)