びわ湖トラスト
「将来の科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材を育成」するジュニアドクター育成塾(JST)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)をご存知でしょうか?JSTが支援している「ジュニアドクター育成塾」は、「将来の科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向けて、高い意欲や突出した能力を持つ小中学生を発掘し、理数・情報分野の学習などを通じてその能力を伸長させる体系的な取り組み」を目指して活動されています。その中で、認定特定非営利活動法人びわ湖トラストが「日本最大・最古の湖 びわ湖から学ぶガイアの世界」というテーマで採用されています。
特色は以下の通りです。
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【特色】日本一古くて大きい湖であるびわ湖を主な教材として、周辺に位置する5大学や民間企業研究所の専門家および海外の
著名な教授陣が、選抜された有能な小中学生に地球(ガイア)の世界を直接指導する。
びわ湖を場とした最先端の地球科学を学ぶことによって、地球温暖化や富栄養化などによる生物多様性の喪失や淡水資源の
劣化などの深刻かつ喫緊の環境異変から生き残るために必要なサステナブル科学の学習を目指す。同時に国際会議やワークショッ
プでの研究成果の発表や各種コンテストへの参加を通じて、国際競争に耐えうる能力を有した地球科学者の育成に貢献する。
プログラムは座学と船上講座、および、研究所見学から構成される。特に船上講座では、これまで国内外における数多くの調査
研究で実際に用いられてきた実験調査船「はっけん号」を利用し、物理学・化学・生物学・生態学などの湖上調査方法を学ぶ。
(https://www.jst.go.jp/cpse/fsp/kikaku/pdf/14_biwakotorasuto.pdf)
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琵琶湖の深呼吸の復活を目指して
今琵琶湖は大きな課題に直面しています。琵琶湖の対流によって酸素の循環が行われていましたが、その「全循環」が停止してしまったという報告があります。
→クリーンエネルギーで琵琶湖の危機を救う!琵琶湖の深呼吸「全循環」の復活を目指して
90年代に始まった温暖化により琵琶湖の全循環が停止してしまいました。この危機的状況をクリーンエネルギーで解決します。
本校の生徒もジュニアドクターとして現在活動しています。山本さんからメッセージをいただきました。
「私は、このプロジェクトを図書館で見つけて、参加しました。最初は、講義の内容についていくのはとても大変でしたが、徐々に慣れてきました。
4時間という長い時間にも慣れました。
また、船上での研究も最初はすぐに船酔いして寝ていましたが、今では船の中で勉強ができるほどに酔わなくなりました。このポスターを見たとき、原稿用紙三枚分も書かなきゃならないのかと思って、億劫になりましたが、
書いたことによってなかなかできない体験が出来ました。是非、参加してみて下さい。」
とのことです。ある意味、学校での授業よりも価値のあるタフで価値ある本物のリサーチの経験を得ることができます。
まずは2021年度(4期生)を募集しているので、ぜひ応募していただけたらと思っています。立志舘の入り口にもポスターを掲示しています。
技術科では、科学技術者の育成に関する活動を応援しています。ぜひこれを機会に興味をもって応募していただけたらと思います。(沼田)