とことんまで突き詰めるマインド
自作エンジンと実物エンジンの比較(山本君)
車好きな山本君は、エンジン模型を自作してくれました。
アクリル板を使った模型でしっかりしています。原理を説明できるようにつくるとき、細部をある程度デフォルメする必要があります。何を残して何を丸めるかという悩みと格闘しします。よく作ったなあと思います。
以下、山本君よりいただいたノートを記載します。(沼田)
——以下、山本君より—————–
「カム用ベルトは、カムに回転を伝えるためにもので、下が二回回転すると上が一度回転するようになっています。その理由は、エンジンには2ストローク(バイクなど)と、4ストローク(車全般ですが例外あり)があります、2ストロークは、給気、圧縮→燃焼(爆発)、排気の2つの工程で動くので、パワーがあります。そして4ストロークは、給気→圧縮→燃焼(爆発)→排気の4工程のエンジンで、普通乗用車に使われます。僕が作ったのは4ストロークエンジンで右の絵のように、上のカムシャフトが1回転すると、下のシャフトが2回転します、なので、下のプーリーの2倍の大きさを上のカムシャフトにつけました。
実車のエンジンは、見えずらいですが給気バルブ排気バルブともに2つずつあります、このエンジンはマフラーが近い位置にあることからバイクのエンジンだとわかります。そして、1番わかりにくいのは、ミッション(MT)です。ミッションとは、自転車で言うギアにあたるもので、ギアを上げると重くなる分少し漕いだだけで進みます。それが本物のエンジンだと、高回転になってる時に、1つ自転車のギアを上げるので、エンジンにはあまり負担がかかりません。
自転車のような重い負担はエンジンにはかかりません。その代わりに、車やバイクにはミッションの歯車があり、急にギアを変えると歯車の歯が欠けたり強い力がかかるので、ミッションが故障してしまいます。それを回避するためにクラッチというものが生まれました。クラッチとは一時的にエンジンからの回転を切ることで、その間にギアを変えて繋げるとギアが重い負担なく変えることができます。2005年くらいまでの車には、今で言うサイドブレーキペダルの位置にクラッチペダルというものがあります。そのクラッチペダルも繋ぐ時にも大きな負荷がかかると、その衝撃でエンジンが止まってしまいます。その状態をエンジンストップ(エンスト)と言い、すごくカッコ悪いです。その状況を避けるために、タコメーターというエンジン回転数を表すメーターがあります。そのメーターと速度から車軸とミッションの回転数を合わせると、クラッチにはあまり負担がかからずにエンストの確率も下がります。
次に、大切な燃料について説明します。燃料には有名なものだと4種類あります。1つ目は、軽油です。主にディーゼルエンジンのように、前の爆発の熱で発火するような可燃性の高いガスです。2つ目はレギュラーで、経由をもう少し綺麗にするとレギュラーになります。そして、3つ目はハイオクです。この3つの中で1番綺麗な燃料で、エコでいいとして使う人は多いです。このように、エンジンは、大体のものが紐付いていて、その紐付いているのを解くのが、僕の楽しみです。皆さんも、自分が好きな解き方をすると、考えが深まってより良い発表ができるので、試してみることをお勧めしたいと思いました。」