自分だけの木の筆箱を作ろう

木工作の体験の意味
自分で作ったものを毎日の生活で使えるとしたらどうでしょうか?筆箱などはいつでも買えば手に入りますが、自分で工作したものを使うというのは何か特別な感じすると思うのです。仕上がりや使い心地には手作りならではの個性が出ますし、生活を少し豊かにしてくれると思いませんか?
工程は難しいものではありません。
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組み立てる
木片をつなぎ合わせて箱の形をつくります。 -
整える
サンダーで角を丸くしたり、手に馴染むように表面をなめらかにします。 -
仕上げる
オイルステンやフィニッシングオイルを塗って、木の色や質感を生かします。
完成したものは、その日から自分の道具として使えます。一見すると小さな経験に過ぎないと思うかもしれませんが、やってみなければわからない感動があります。そして、工夫する力や自己肯定感は私たちの日常生活を通してジワリと伝わってきます。「自分の手でつくる」という確かな実感こそが、未来の礎になると考えています。(技術科 沼田 和也)



