SpaceHour7
JAXAの今、足立さんの研究開発
同志社大学・大学院を卒業され、現在JAXAで研究開発をされている足立さんにお話をいただきました。JAXAで足立さんが取り組んでこられた研究と、今取り組んでおられること、そして世界の宇宙開発も紹介していただきました。さまざまな実験から学ぶこと、開発や研究の面白さをお話いただだきました。足立さんのお話はとても面白くて惹きつけられ、あっという間の講演でした。
オンライン会場からは活発な質問も出されました。
「ヒートシールドの実験で、成功と失敗の差はなんだったんですか?」
「いろいろな国の人とプロジェクトを実施するにおいて、難しいことや必要になるマインドは?」
「説明してもらったような技術関係の実験が失敗した時、前提が合っていないのか、計算が間違っているのか、材料がダメだったのか…という問題の判断の方法と、大体は何が違う時が多いか教えてください。」
「宇宙は何で満たされていると考えられますか?」
全ての質問に足立さんは分かりやすく、足立さんの考えや感じ方も一緒にお答えいただいたので、ただの質疑応答でなく、質問した時よりもっと深まる幸せな感覚になりました。
参加した生徒からは、以下のような気づきnoteが返ってきました。
・「宇宙関係の技術面では私も知らないことが多く、色んな実験がなされているんだと思うと、もっと色んな分野を学んで、知っていきたいなと思いました。まずはCSRTを調べてみたいと思います。」(3年和田)
・「世界共通で取り組んでいる宇宙の開発に本当に近くで取り組んでいる方の話を聞くことができて面白かった。ドイツ人やオーストラリア人など言語が違う人と一ヶ月間も生活することがある仕事だとは思っていなかったのでびっくりしたし新鮮でした。面白い話をたくさん聞けてよかったです。」(2年羽室)
・「宇宙という世界は遠いようで近い存在だと今回思いました。また、日本だけでなく、他国の人とも協力する。他国の人と協力するためには「様々な違いを認め合い、受け入れる」このような精神がこれから大切になっていくのではないでしょうか。違いを認め合う、これは同志社の精神の「人一人は大切なり」と同じことだと思います。同志社で多様性を認め合うことのできる人間になり、私も将来人類の未来に繋がる研究をやりたいです。」(1年勝部)
・「もはやぼくにはただそうだいただそうだいな事をやっているという事ぐらいしかわかりませんでしたが、この同志社に通っていた人たちが最先端技術に関わっていると考えたら、自分もそういうことをやってみたいなと思いました。」(1年松田)
今企画は、同志社宇宙教育研究会のイベントでもあり、同志社一貫教育センターからは後援もいただいたものでした。今、「宇宙」と言う事柄は、自然科学だけでなくビジネス・政治・宗教などさまざまな分野から熱い視線が注がれています。同志社宇宙教育研究会、学びプロジェクトとしても今後とも宇宙をテーマにしたコンテンツを充実させていきますので、楽しみにしていてください。(沼田)